毎年の家計見直しの必要性
ライフプランにおいて重要なことは、将来の貯蓄残高ですが、そこをプラスにするための基本は毎月の収支にあります。
例えば、もし毎月の家計を1万円節約できたら・・・
30年で、500万円もの違いになります。
家計の節約で浮いた1万円で、利回りのよい貯蓄型商品で運用できたとすると30年後の元利合計は約500万円以上になります。(注:金利2.3%と仮定)
住宅ローンのある方は、たくわえて繰り上げ返済にまわしても、金利負担を軽減することになり同様の効果があります。
そこで今回は、家計の見直しに関して、より具体的、現実的で十分実現可能な節約法をご提案します。
「エ・ガ・ケ・テ・ル」家計の削減
さて、その家計節約の具体的な一例ですが、「エ・ガ・ケ・テ・ル」家計の削減、というものを提案いたします。
「エ・ガ・ケ・テ・ル」の「エ」はエアコン、「ガ」は外食、「ケ」は携帯電話、「テ」はテレビ、「ル(L)」はLEDです。
では具体的にご説明しましょう。
わかりやすくするために、平均的な家計における数字を掲載しますので、参考になれば幸甚です。
※以下、ある生保による約3,000世帯の家計の分析とFP相談の実績等から割り出している数字です。
エアコン | 6帖用のエアコンをネットで調べると、3万円・5万円・8万円位の3つの価格帯に分かれます。 3万円前後のものはとにかくコストを抑えた従来品、5万円前後は省エネタイプ、8万円前後は、ここ数年で開発された「超」がつく省エネエアコンです。その節電効果にはまさに目を見張るものがあります。真冬・真夏の月々の電気代は1台あたり2~4千円も節約が可能です。 自宅のエアコンは超省エネタイプがお勧めです。当初の費用の差は数年で回収出来る場合もあります。 |
---|---|
外食 | 月に0.5回か1回くらいでいいので、外食を減らしてみませんか? 30代のご夫婦の場合、月の外食代が5万円近くになっている家庭も多いようですが、一部を手作りや中食にすることで5,000円~1万円位の節約は可能ではないでしょうか? |
携帯電話 | 家族割引や継続利用割引(ひとりでも割、誰でも割、ホワイトプラン等)、パケット定額サービス、学割、指定通話割引など、さまざまな料金割引プランがありますね。 どんどん新しい割引プランが出てくるので、時々見直して最も有効なものを利用しましょう。 |
テレビ | スカイツリーは巨大なアンテナです。自宅のテレビもスカイツリーからアンテナで受信しませんか? もし地デジ視聴のためだけにケーブルテレビに加入しているのであれば、そうすることで月額費用が節約可能です。 これは電気工事業者から聞いた話ですが、アンテナ設置費用は工事一式を含めても10万円前後で、10年は持ちます。この費用を1ヵ月あたりに換算すると約830円。一方、ケーブルテレビの接続費用は月に何千円とします。 |
LED照明 | 最近はLEDの価格もこなれてきて1球1,000円前後からあります。LEDを使って省エネすれば、環境にも家計にも優しいですね。 |
さらに・・・
保険 | 保険は『必要な保障を、必要なだけ』入るのが正しい考え方です。保険のプロであるFPなどに相談することで、本当に必要な保障を洗いなおして、かつ保険料を削減することも可能です。 |
---|---|
小遣い | 家計の節約というと、すぐに小遣いを減らすというつらい取り組みを連想しがちですが、まず「エガケテル」で削減した上で、見直すと負担が軽くなるのではないでしょうか? 実際に多くのご家庭の家計の中身を見せていただきますと、小遣いにはかなりばらつきがあります。月に3万円の小遣いを見直すのは無理でも、月10万円の小遣いを見直すことはリーズナブルかもしれません |
「エ・ガ・ケ・テ・ル」家計の削減に、「保険」と「小遣い」の見直しも含めて考えれば、月に1~2万円を捻出することは十分可能ではないでしょうか?1万円の節約+資産運用なら30年で500万、2万円なら1,000万円の違いになります。
30~40代のうちから家計の節約をすることが、将来の貯蓄残高の大きな差になって、人生そのものを黒字で過ごすことにつながってくるのではないでしょうか?
いまも将来も“安心のライフプラン”に繋がるヒントになれば幸いです。
執筆者プロフィール
井上雅夫
住宅メーカーに30年いた経験を生かし、相談者の家計とローン、教育や将来について、分かりやすく親切なアドバイスを心掛ける。グッドヒル・プランニング代表。CFP・ローンアドバイザー・宅建主任。
関連する記事
【無料】 保険相談:お急ぎの方はこちら
〜特長を1ページにまとめています〜
保険マンモスのおすすめサービス
保険マンモスの【無料】 保険相談をシェア
気に入ったら いいね!
気に入ったら
いいね!
保険マンモスの最新情報をお届けします