保険料を安くする火災保険の選び方 6つのチェック項目と3つのポイント

                 

住宅を購入する際、住宅ローンを組む人は戸建ての方もマンションの方も、火災保険の加入が必須です。

住宅ローンを組む金融機関や住宅メーカーから、特定の保険会社の火災保険の案内をされることがありますが、勧められるがままに加入すると、保険料が割高になることも。

毎月支払う保険料はできるだけ安く、補償はできる限り充実させて、被害にあった場合の修繕費等の自己負担を減らしたいですよね。

そのためには、ご自身でも適切な火災保険を選べるような知識があったほうが良いでしょう。

そこでここでは、適切な火災保険を選ぶ際に参考となる6つのチェック項目をご紹介。

さらに、保険料を安く、補償は充実した火災保険を選ぶための3つのポイントも下部に掲載しています。ぜひご参考になさってください。

火災保険選びの6つのチェック項目とは

火災保険を選ぶ際に指標となる6つのチェック項目をまとめると、下表のようになります。

項目 概要・検討点
1.対象物 建物のみ、家財のみ、建物と家財両方のどれにするか
2.建物の構造 お住いの構造階級はどれか確認
3.補償範囲 住環境や家庭環境によって必要な補償はどれか選択
4.保険金額 修繕時の自己負担がどれくらいになるか想定して設定
5.保険期間 長期間・一括払いが割安
6.地震保険の加入 地震保険単体では加入できない。加入すると保険料控除の対象に

火災保険は、上記のような項目を一つずつご自身の住環境や希望に合わせて選択していくことで、適切な補償を得ることができます。

しかし、補償が増えれば増えるほど保険料も高くなっていくもの。

最近は補償内容等を細かくカスタマイズできる保険商品があるため、これらのチェック項目を慎重に選ぶことで保険料と補償のバランスを最適にすることができます。

各項目でどのような選択肢や検討点があるか、詳細を順に見ていきましょう。

火災保険の選び方1.火災保険の対象を決める

火災保険に入る際、その保険の対象物を決める必要があります。

選択肢は下記の3つ。

  • 建物のみ
  • 家財のみ
  • 建物と家財両方

「建物」とは、住居として使用している建物のこと。一戸建ての場合は、門や塀、車庫なども含まれます。

「家財」とは、建物の中に収容されている、生活のために使用している動産のこと。家具や家電製品などです。

対象物をどれにするかで、保険料も変わってきます。

火災保険の対象物の詳細は「火災保険はどんな時に支払われる?補償範囲と最も多い支払い例」をご参照ください。

火災保険の選び方2.建物の構造を確認

火災保険は、火災が起きやすいなど被害が大きくなることが想定される建物ほど保険料が高くなり、「構造級別」によって明確に分類されています。

構造級別とは、「建物の種類」と「建物の性能」を組み合わせて分類したもの。

「建物の種類」とは、木造・鉄骨造・コンクリート造などの分類です。

「建物の性能」は耐火区分で、耐火建築物・準耐火建築物・省令準耐火建物に分かれます。

下表は、この建物の種類と性能を組み合わせた構造階級に応じた保険料の目安です。

建物種別と性能別の保険料目安

構造級別は先述の通り、建物の種類と性能を組み合わせて判別するため、ご自身で判断するのは難しい作業です。

フローチャート等もありますが、保険の専門家に判別してもらうのが一番正確で早い判別方法かもしれません。

ちなみにご自身で構造級別を判別される場合は、下記のような書類をもとに行います。

お住いの「建物の種類」を調べるには、不動産取引時の書類(建築確認書など)に記載されています。

「建物の性能」については、建築確認申請書類や設計仕様書、住宅メーカー等による証明書類などで確認ができます。

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火災保険の選び方3.補償範囲を決める

火災保険の補償範囲は、下記のようなものがあります。

・火災
・落雷
・ガス爆発などの破裂・爆発
・風災・ひょう災・雪災
・水災
・外部からの物体の飛来・落下・衝突
・不測かつ突発的な事故(破損・汚損など)
・給排水設備の不具合等による水濡れ
・盗難

どこまで補償をつけるかで、保険料が変わります。

例えばマンションの上層階にお住いの場合、水災にあう可能性が低いから補償から外すなど、住居の環境によってカスタマイズすることで、補償過多で保険料が高くなるのを防ぐことができます。

ただし、地震が原因の火災の被害は、地震保険に加入していないと補償がされません。火災保険だけでは補償が足りない場合もあることを覚えておきましょう。

火災保険の選び方4.保険金額を決める

火災保険の保険金額とは、建物の損傷等の被害が起きた場合に、保険会社が支払う保険金の限度額のこと。

火災保険の契約をする際に、設定します。

この保険金額を設定する際に必要なのが、「保険価額」の決定です。

「保険価額」には「新価」と「時価」の2種類があり、下表はその詳細です。

新価 対象となる建物や家財と同等のものを建築または購入する金額
時価 対象となる建物や家財の新価から、経過年数による価値の減少や使用による消耗分を引いた金額

時価は、建物や家財の現在の価値といえます。

では、肝心の保険金額の決め方です。

もし「時価」で保険金額を設定すると、物価上昇等の影響により損傷の修繕費用が高くなり、保険金が足りずに自己負担が生じる可能性があります。

そのため、「新価」で保険金額を設定するのがお勧めです。

その場合の注意点は、保険金額を高く設定しすぎないこと。新価と保険金額を同じにすることが大切です。

もし新価より保険金額を低く設定した場合、保険金で実際の損害額を全てまかなうことができず、自己負担が発生することになります。

反対に新価より保険金額を高く設定した場合、保険金で修繕や建て替え等の費用を全てまかなうことができますが、もしその修繕費用等が保険金額の上限を下回っていた場合は、せっかく支払った保険料が無駄になってしまいます。

保険料を無駄にせず、しかも修繕費等で自己負担を発生させないようにするには、新価と保険金額を同じにすることです。

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火災保険の選び方5.保険期間を決める

火災保険の保険料は一般的に、長期契約の一括払いが割安。現在、保険期間は最長10年です。

というのも、損額保険の保険料に関わる参考純率等の算出を行う「損害保険料率算出機構」が2014年に、火災保険の参考純率が適用できる期間を最長10年とする届け出を行ったためです。

その理由は、地球温暖化などの影響で自然災害が起きる将来的な予測をするのが難しいためとのことです。

下図は、保険期間別の新契約件数の推移です。

保険期間3年以下と4~10年で比較すると、保険期間3年以下のほうが件数は多くなっています。

これは、賃貸住宅での2年契約が多いためと考えられます。

保険期間別の新契約件数の推移

出典:損害保険料率算出機構「火災・地震保険の概況2019年度(2018年度統計)」

火災保険の選び方6.地震保険をつけるか決める

地震保険は、地震や噴火、津波が原因の損害を補償する保険。地震による被害への補償に特化しています。

火災保険でも「地震による火災」が特約で補償される場合はありますが、地震保険にはその補償範囲や補償額が劣ります。

地震保険は単独で加入することができず、火災保険と一緒に加入する必要があります。

そのため、火災保険加入の際に地震保険に加入するかも検討しましょう。火災保険の加入時だけでなく、加入後に途中から地震保険に加入することもできます。

地震保険への加入に迷っている場合にポイントとなるのが、保険料控除。

地震保険に加入していると、年末調整で所得控除を受けることができます。

火災保険だけでは控除対象にならないため、検討の際は、地震保険をつければ年末調整で払った保険料が少しでも戻ってくることを加味して考えたほうが良いですね。

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保険料が安く補償が充実した火災保険を選ぶ3つのポイント

これまでご紹介した火災保険の選び方のチェック項目は、すべて保険料と補償に関わる項目です。

大切なのは、保険料と補償のバランス。保険料の安さだけを重視してしまうと、いざ災害等の被害にあった時に修繕費の自己負担が増えるなど、補償が手薄くなってしまいます。

でも、上記の6つの項目をご自身でチェックするのはかなり骨が折れる作業です。

そこで、保険料が安いのに補償は充実している火災保険に入るポイントを3つ、お伝えします。

ポイント①不要な補償をつけない

火災保険の選び方③の「補償範囲」での選択です。

先述の通り、お住いの環境では不要な補償をつけているとその分保険料が上がります。補償範囲の適切な選択は、保険料の削減につながります。

ポイント②保険期間を長期にする

火災保険は一般的に保険期間が長いと保険料が割安になります。

先述の通り、新規加入の火災保険の保険期間は最長10年。保険期間3年以下と4~10年では、3年以下のほうが若干、4~10年よりも加入件数が多くなっています。

昨今の自然災害の増加に伴い、保険金の支払いが急増しているため、今後、保険期間が最長5年となる可能性はありそうです。

ポイント③各社の保険商品を比較して決める

火災保険は各社からたくさんの商品が販売されています。

それらの商品はそれぞれ補償範囲と保険料が違います。例えば、ポイント①のように不要な補償を外した場合、「水災」ひとつ外した場合でも保険商品によって保険料の削減程度は違います。

各社の保険商品をご自身の環境や希望に合わせて比較することで、保険料は安く、補償は充実した保険に加入することができます。

とはいえ、ご自身でこれらの項目を確認しながら最適な保険を見つけるのは至難の業。最適な火災保険の選び方は、保険のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することといえるかもしれません。

特に保険マンモスのご紹介するFPは、経験と実績が豊富な優秀なFP。火災保険だけでなく、生命保険や今後のマネープラン等、お金に関するお悩みを気軽に相談できるので、ぜひ一度お試しください。

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