厚生労働省のデータによると、日本全国で児童のいる世帯(いわゆる子育て世帯)は1,232万4,000世帯、全世帯の25.3%となっています。
そのうち教育費がかかる子どもがいる世帯は666万9,000世帯※。
どうやって子どもの教育費を貯めるかは、子を持つ親として共通のテーマとなっているのではないでしょうか。
子ども1人あたりの教育費は1,000~2,500万円といわれていますが、その貯め方は様々です。
預貯金、児童手当、学資保険など、お金を貯める方法は親が10人いれば10通り、そして「節約する」ことも同時にしなければいけないということも忘れてはいけませんよね。
※出典:厚生労働省「4 児童のいる世帯の状況」
教育費の貯め方についてはこちら
節約には毎月の家計を見直す方法もありますが、加入している生命保険を見直すことも大きな節約につながりやすいことを知っていますか?
今回のコラムでは、実際に未就学児2人(0歳と2歳)を育てている人が保険マンモスの無料保険相談を受けて保険の見直しをした結果、大きな節約になった一連の流れをご紹介したいと思います。
同じ子育て世帯で節約を考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
子育て世帯が生命保険の見直しをしようと思ったきっかけ
以下は、実際に保険相談で生命保険の見直しをした例をまとめたものです。
生命保険の見直しをしようと思ったのは、「教育費を捻出するため」です。少しでも節約をして、浮いたお金を教育費に充てることができれば、学費だけでなく塾や習い事をさせることができたり、お金がかかる私立大学も選択肢に入れることができると思ったからです。
子ども1人あたり1,000万円として、2人なので2,000万円。大学を国公立で考えても1人あたり約500万円を高校卒業までの17年間で貯める必要があります。
単純計算で2,000万円÷17年=年間約117万円(月額98,000円)は、すでに用意している預貯金300万円を考えても足りません。なぜなら、その預貯金は自分たちの老後資金や日々の生活費なども含んでいたからです。
働いて得られる給料がなかなか増えない世の中で、少しでも節約をするため、生命保険の見直しをしてみようと思ったのが今回のきっかけでした。
生命保険の見直しをして年間約9万円の節約ができた実例
結論から先に言うと、無料保険相談をして生命保険の見直しをした結果、年間で約9万円の節約ができました。
こちらもご覧ください。
そこで、まずは加入していたそれまでの生命保険の内訳と、見直し後の生命保険の内訳をまとめますのでご覧ください。
加入していた生命保険の内訳
生命保険には夫婦別々(共働き)で加入しており、夫が2件、妻が1件、子どもが1件ずつ合計5件の生命保険に世帯で加入していました。内訳は以下の通りです。
加入していた生命保険の内訳
- 夫が加入している生命保険
【A生命】30歳加入、月々17,353円
主契約:保険ファンド
特約:収入保障特約年金年額120万円65歳満了
特定重度生活習慣病保障特約300万円10年更新80歳まで
入院特約各種日額10,000円10年更新80歳まで
がん入院特約日額5,000円10年更新80歳まで
その他特約あり
【共済】総合保障タイプ、月々1,800円 - 妻が加入している生命保険
【A生命】30歳加入、月々18,215円
主契約:保険ファンド
特約:収入保障特約年金年額120万円65歳満了
特定重度生活習慣病保障特約300万円10年更新80歳まで
入院特約各種日額10,000円10年更新80歳まで
がん入院特約日額5,000円10年更新80歳まで
その他特約あり - 子どもが加入している生命保険
【B生命】学資保険320万円18歳満期、月々15,000円
【B生命】学資保険320万円18歳満期、月々15,000円
世帯合計保険料:月々67,368円
生命保険を見直す基準
生命保険を見直すには基準があることを知っていますか?
節約のために必要な保障までカットしてしまったら、保険の意味がなくなってしまい本末転倒です。まずは必要保障額を計算し、万が一のときにどれくらいの金額が不足するのかを確認する必要があります。
その必要保障額が「基準」となりますので、その基準を満たすための保険商品を比較検討して、あなたにぴったりの保険の中から保険料の安いものを選ぶことが大切です。
保険商品の選び方についてはこちらもご覧ください。
見直した後の生命保険の内訳
今回の生命保険の見直しでは、夫婦それぞれの必要保障額を計算し、必要な保障をカバーできる保険商品を複数検討し、その中から保険料の節約にもつながるものを選びました。
必要保障額の計算や保険商品の選定は、相談したFP(ファイナンシャルプランナー)にお任せしています。理由は、FPは「お金の専門家」であり、節約や保険に強いからです。
夫婦2人の必要保障額は、預貯金などの資産や将来の生活スタイルなどの希望を踏まえ以下のようになりました。
【夫の必要保障額】
死亡保障・・・1億800万円(収入保障保険月額30万円×30年)
保険料:5,274円
医療保障・・・入院日額10,000円(一生涯)
保険料:2,710円
がん入院保障・・・入院日額10,000円、診断給付金100万円(一生涯)
保険料:2,457円
合計保険料:10,441円(-8,712円)
※共済は解約
【妻の必要保障額】
死亡保障・・・1,080万円(収入保障保険月額10万円×22年)
保険料:1,470円
医療保障・・・入院日額5,000円(一生涯)
保険料:1,680円
がん入院保障・・・入院日額10,000円、診断給付金100万円(一生涯)
保険料:2,349円
合計保険料:5,499円(-12,716円)
【追加した契約】
老後資金のためのドル建て保険10万ドル60歳払い
保険料:14,000円
【子どもの学資保険】
変更なし
世帯合計保険料:月々59,940円(-7,428円)
※保険料はあくまで概算で、選定した保険商品はあくまでも事実に基づいたイメージです。必要保障額や最適な保険商品は人により異なります。
必要保障額をしっかりと確認して計算することで、不要な保障は省き、必要な(老後の)保障を追加することができて、年間で約9万円もの節約をすることができました。
生命保険の見直しをするメリット
ここで、改めて保険の見直しをするメリットをまとめてみます。
保険の見直しをするメリット
- 自分に必要な保障内容を知ることができる
- 適切な保障を得ることで無駄な保険料を支払うことがなくなる
- 節約できたお金を預貯金や未来への投資に充てることができる
自分に必要な保障内容を知ることができる
保険の見直しをすると、あなたに必要な保障がどのような内容のものか、どれくらいの金額が必要かを知ることができます。
将来の夢、毎月の生活費、万が一のときに必要なお金、子どもの教育費、すでに準備されているお金(預貯金や有価証券、不動産)など、数字で具体的に出すことで、あなたに合った保険商品の選び方も変わってきます。
適切な保障を得ることで無駄な保険料を支払うことがなくなる
あなたに合った「適切な」保障がわかれば、複数の保険会社の中から比較検討することができます。
選ぶ保障を間違えなければ、無駄な保険料を支払うことがなくなります。そして、適切な保険商品の中から保険料の安いものを選ぶことができれば、さらに支出を節約することができます。
節約できたお金を預貯金や未来への投資に充てることができる
今回のように、生命保険の見直しだけでも年間で約9万円もの節約をすることができました。そして、生命保険以外の支出も見直すことができれば、さらに節約できる額をふやすことができます。
節約できたお金は日々の生活費や預貯金、未来への投資などに使うことができます。今回の見直しで新たに加入したドル建て保険はまさにそのためのものでした。
生命保険の見直しをするデメリット
生命保険の見直しをすることでデメリットがあるかといえば、「ない」といえるでしょう。
メリットでもお伝えしたように、生命保険の見直しにはメリットはあれどデメリットはありません。しかし、注意すべきポイントはいくつかあります。
保険の見直しをする際の注意点
保険の見直しをする際には次の3つの注意点があります。
保険の見直しの際の注意点
- 健康状態によっては新たな保険に加入できない場合がある
- 年齢によっては保険料が加入していたものより高くなることがある
- 選んだ保険商品やプランによっては保険料が加入していたものよりも高くなることがある
健康状態によっては新たな保険に加入できない場合がある
いくら保険の見直しをしたいと思っても、新たな保険に加入することができなければ、加入している保険を継続するしかありません。
生命保険に加入するには健康告知が必要になります。保険会社から健康状態によって保険加入が認められなければ(もしくは保険金額の減額や特別条件つきなど)、いくら見直しをして新たな保険に加入したくてもできません。
生命保険の見直しをするには、健康状態が良好であると保険会社に認められる必要があります。
ですから、生命保険の見直しをする際には、新たな保険に加入することができることがわかってから、加入している保険の見直し(解約)をするようにしましょう。
健康状態が理由で解約できない場合でも対処方法はいくつかありますので、詳しくは以下のコラムもご覧ください。
解約できない場合の対処法についてはこちらもご覧ください。
年齢によっては保険料が加入していたものより高くなることがある
健康状態が良好で、生命保険の見直しができるとしても、その時の年齢によっては新たな保険に加入し直すとトータルの保険料が上がってしまうこともあります。
ただ、生命保険会社1社で保険料が高いと思っても、複数の生命保険会社で見積もりを取ると、その中でも保険料の安いプランが見つかることもありますので、生命保険の見直しの際には必ず複数の保険会社で見積もりを取るようにしましょう。
また、半年払や年払などの方法を選ぶことで保険料を安くする方法もありますので、詳しくはこちらのコラムをご覧ください。
保険料の払い方についてはこちらもご覧ください。
選んだ保険商品やプランによっては保険料が加入していたものよりも高くなることがある
必要保障額が決まり、その保障をカバーできる保険商品のイメージができても、選んだ保険商品やプランによっては、保険料が加入していたものよりも高くなることがあります。
保険料は加入年齢や払込期間で変わりますし、特約をどれくらい付加するかでも変わってきます。
以前加入した生命保険よりも、新たに加入する生命保険のほうが魅力的なプランが多いことも少なくありません。
保険料の節約を目的とした生命保険の見直しの場合、特にどの特約を付加するかはしっかりと吟味して考えるようにしましょう。
保険商品の選び方についてはこちらもご覧ください。
「お金を節約したい」と思ったら保険の見直しをしてみよう
お金を節約しようと思ったら、毎月一定額かかるもの(いわゆる固定費)を削ると効果的です。そういった意味では、生命保険の見直しをして節約ができれば大きな効果を得ることができます。
今回のコラムでも、生命保険の見直しをすることで年間約9万円もの節約をすることができました。
ただ、すべての人が同じくらいの節約効果を得ることができるかどうかは「やってみないと」わかりません。
また、現在加入している生命保険の保障内容を確認したり、必要保障額を計算したりすることは簡単なことではありません。
そんなときは、お金の専門家でもあるFPに相談することをおすすめします。
保険マンモスでは、全国3,500名以上の提携FPの中からあなたに合ったFPをご紹介しています。
節約や保険に強いFPが、わかりやすくあなたの保険の見直しを手伝ってくれますので、ぜひ一度お気軽に保険マンモスの無料保険相談をご利用ください。
執筆者プロフィール
保険マンモス編集部
元出版社の編集者兼ライター2人と、外資系生命保険会社と乗合代理店合わせて約20年の募集人経験を持つライター。全員がFP資格を持ち、保険マンモスのサイト全般の執筆を担当。
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