パチンコで負けすぎて借金だらけでやばい…パチンコ依存症で借金地獄から抜け出す方法

パチンコで負けすぎて借金だらけでやばい…パチンコ依存症で借金地獄から抜け出す方法

パチンコは、私たちの身近にあるギャンブルの一つ。夢中になってのめり込むうちに、パチンコ依存症になってしまうケースも少なくありません。

「次勝って返せばいいから借金してパチンコしよう!」は上手く行かないことが多いのですが、一度でも勝った経験がある方などは特に、「確変がもう一度来るに違いない!」「あの勝ったときの興奮が忘れられない」「後少しつぎ込めば、必ず勝てるから!」と罪悪感なく湯水の如くお金を使ってしまい、気づけば財布の中が空っぽ、でも諦めきれず借金してまでもパチンコに投資してしまうのです。

自由になるお金の範囲内で遊ぶのであれば問題ありませんが、借金してまでするものではありません。ギャンブルには中毒性があるので要注意です!厚生労働省でも、依存症の注意喚起をしています。

ギャンブルの借金は気づいた時には取り返しが付かない状態、つまり借金地獄に陥ってしまっているかもしれません。

負けが続いてお金がなくなれば、返せないほど多額のパチンコ借金を抱え込んでしまうでしょう。

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パチンコやパチスロ、競馬といったギャンブルは余裕のあるお金の範囲内で適度に遊ぶのには何ら問題ありません。問題は、「借金をしてまでギャンブルをしてしまう」という状態です。お金がないのにギャンブルをするのは絶対にNG!ギャンブルと借金は深い関係にあることはこの記事を読めば分かります。

勝てば負けた分を取り戻せるし借金も返せるから大丈夫と安易に考えてしまっていたり、借金があろうがなかろうがギャンブルをしたいという依存症の場合は大変危険です。

「今の状況をなんとかしたい」「身近な人が抱える問題を解決したい」と思っている方に、パチンコ依存症問題や借金問題の基礎知識、解決法を解説します。

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そもそも「パチンコ依存症」とは?

パチンコ依存症は、「ギャンブル依存症」という病気の一種。その定義は、「パチンコにのめりこむことにより日常生活や社会生活に支障が生じ、治療が必要な状態」です。

パチンコを始めとする多くのギャンブルは、「お金を賭ける」という行為そのものを楽しむ目的で行われています。

しかし、

  • より強い興奮を味わいたい
  • 負けた分を取り戻したい
  • イライラした気分を吹き飛ばしたい
  • パチンコをしているときだけはリラックスできる

といった動機がギャンブルと結び付くことによって、「しかるべきタイミングでストップする」という行動が難しくなってしまうのです。

パチンコ依存症をはじめとする、ギャンブル依存症を発症している人の脳内では、「脳内報酬系」と呼ばれる部分の機能に、異常が発生していると言われています。

この部位の働きは、何か刺激を受け取った際に、ドーパミンと呼ばれる快楽物質を作り出すこと。パチンコで勝ったときにも、このドーパミンが放出されます。

しかしパチンコをする機会が増え、依存状態に陥ると、脳の機能は低下。少しの刺激ではドーパミンが放出されないため、どんどん強い刺激を求めるようになるのです。

またパチンコを連想させるものを見たり聞いたりしたときには、脳の一部分が強く反応することもわかっています。

「パチンコがしたい」という強烈な欲求がわきあがり、自制が難しくなってしまうでしょう。

パチンコ依存症の人の特徴

  • お金が尽きてもパチンコをやめられない
  • 家族や友人の言葉にも耳を傾けない
  • パチンコをするためなら平気で嘘をつく

といった特徴が見られますが、これも脳の機能の暴走が引き起こす症状と言われています。

依存症は、やめたくてもやめられず自分の行動をコントロールできないのが大きな特徴。お金ない状態になってもパチンコしたい欲求を抑えることができません。

負けたのに勝ったと嘘をついたり、嘘をついてパチンコに通ったり、平気で嘘をつくのも特徴です。

パチンコ依存症に陥りやすいタイプとチェック方法

同じようにパチンコを楽しんでいても、依存症になる人もいれば、ならない人もいます。両者の違いがどこにあるのか、まだ正確にはわかっていません。

ただし、以下のような特徴に当てはまる人は、パチンコを始めとする各種ギャンブル依存症になりやすいと言われています。

  • 男性
  • 若い時期からギャンブル経験がある
  • 衝動性が高い
  • 過去にギャンブルで大勝した経験がある
  • 家族や身近な友人に、ギャンブルに関する問題を抱えている人がいる
  • 抑うつや不安、双極性障害、強迫性障害、ADHDといった障害を抱えている
  • パーキンソン病の治療薬(ドーパミンアゴニスト)を服用している

もちろん、これらの条件に当てはまる人が、すべてパチンコ依存症に陥るわけではありません。ただ、他の人よりもリスクが高いという点だけは、頭にいれておきましょう。

全体的に見ると、パチンコに依存する人は男性に多い傾向ですが、女性でも依存する例は多くあります。パチンコ依存症になるリスクは男女ともあるので、自分は大丈夫と思っている人も危ないのです。

パチンコで作った借金は危険!借金がどんどん増える理由

借金問題を抱えてしまう原因は、多種多様です。その中でも、パチンコを始めとするギャンブルがきっかけで作った借金は、特に危険です。

ごくわずかな期間にどんどん借金が増え、あっという間に借金地獄に陥ってしまう可能性もあるでしょう。

では、なぜパチンコ由来の借金はどんどん増え続けてしまうのでしょうか。その理由は次の4つです。

  • 金銭感覚がマヒするから
  • 負けた分を取り戻そうとするから
  • 勝ったお金をパチンコにつぎ込むから
  • そもそも負ける確率の方が高いから

実際にパチンコをしてみるとわかるとおり、千円札はあっという間に消えてしまいます。「千円程度では何もできない」というのが、パチンコ依存症に陥った人の考え方です。

パチンコにハマればハマるほど、金額はどんどん上昇し、金銭感覚はマヒしていくでしょう。お金を借りるときにも、金額に対する正常な判断ができません。

また、負けたときには「次勝てばいい」、勝ったときにも「次も勝てばいい」と考えがちです。時折勝てたとしても、そのお金が手元に残ることはほぼないでしょう。

そもそもパチンコは、賭けたお金に対するリターンは低いです。たまに勝てることがあり、趣味として時々楽しむだけなら大きな損をすることはないですが、勝ちにこだわって何度も繰り返すほど大きな損をする可能性が高まります。

パチンコ業界が儲けを出すためには、「客が使う金額>客に払う金額」という仕組みは、絶対に崩せないもの。

「勝ちたい」「次こそは勝てるはず」という欲求が強くなればなるほど、どんどんつぎ込むお金は増え、借金ばかりが膨らんでしまうでしょう。

負ける確率の方が高いのですから、「勝てば返す」を習慣化していても借金は膨らんでいきます。そして、借金が膨むほど「借金返済のために大勝するしかない!」という思いが強くなり、さらに借金をしてしまうのです。

あなたは大丈夫?パチンコ依存症チェックも活用

周囲から見れば立派なパチンコ依存症でも、本人だけは気付いていないというケースも、決して少なくありません。

パチンコがきっかけで日常生活や社会生活に支障をきたすようなことがあれば、ぜひ一度、ギャンブル依存症のチェックを試してみてください。

ギャンブル依存症のセルフチェックは、以下のサイトで無料でできます。

ギャンブル依存症セルフチェック/全国公営競技施行者連絡協議会
(https://gamble-shindan.com/)
  • 年代・性別
  • 自分にとってギャンブルがよくないかもとどれくらい悩んでいる?
  • ギャンブルの負けを取り戻すためにギャンブルをするか?
  • もっと興奮したいため、賭け金を増やすことはある?
  • ギャンブルをやめたり減らそうとすると、イライラ、ソワソワする?
  • ギャンブルのことばかり考えてしまう?
  • 決めていたギャンブルの時間や賭け金をオーバーすることはあるか?
  • ストレス解消のためにギャンブルをするか?
  • ギャンブルに対して嘘をつくことはある?(◯円負けたとか、行った行っていないなど)
  • ギャンブルのせいで、家族や友人関係が良くない方向にいったことはある?
  • ギャンブルで損してお金がなくなった際、借金をするか?
  • 借金返済に苦労しているか?

上記のような設問に答えると、それに対してのアドバイスが出てきます。ギャンブル依存症のリスクを簡易的に診断できます。チェックの結果、気になる点があれば、専門の医療機関を受診しましょう。

そして、借金額が多すぎるなどで、返済に困っている、辛いという場合は、借金相談をして借金問題にすぐ向き合ってください。

放置していても、状況は悪化する一方です。無理のない返済計画を立てる、返済が無理だとわかった時点ですぐに債務整理などで「借金問題を根本から解決する」ために動きましょう。借金減額などの方法です。

無理な返済で完済をしても、その後反動でまたギャンブルにハマってしまう可能性があるため、専門家の力を借りて、無理なく返済できる道を見つけていきましょう。

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パチンコ借金がもたらす3つの生活リスク

たとえパチンコ借金を抱えていても、

  • まだ少額だから大丈夫
  • これくらいなら、いつでも取り返せるから大丈夫

と、安易に考えてしまう人は、決して少なくありません。

しかし、パチンコが原因で作ってしまった借金は、多くの生活リスクをもたらすでしょう。代表的なリスクを3つ紹介します。

1.普通の生活を営むのが難しくなる

パチンコが原因で借金が膨らむと、普通の生活を営むのが難しくなります。

  • 返済するお金が家計を圧迫し、生活が苦しくなる
  • 金融業者からの督促が頻繁にあり、精神的に落ち着かない
  • 返済が滞り、ブラックリストに登録される

借金問題が原因で、ゆううつな日々を過ごす方は決して少なくありません。パチンコが原因の場合、借金があっという間にふくらむ可能性があるため、特に注意が必要です。

返済が滞るようになれば、金融業者から電話やハガキで督促され、個人信用情報機関に滞納したという事故情報が登録されます。いわゆる、「ブラックリスト」と呼ばれる状況です。

ブラックリストに登録されれば、

  • クレジットカードを作成する、使用する
  • 新しいローンを組む(住宅ローンやカーローン等を含む)
  • 新たにお金を借りる
  • 新しいスマートフォンを月賦で購入する
  • 借金の保証人になる
  • 賃貸住宅の契約時に家賃保証会社を利用する

これらの行動は、非常に難しくなってしまうでしょう。クレジットカード支払いが主という方は、生活に大変大きな影響を与えます。ポイント還元率高いクレジットカードでポイントを貯めているという方は、ポイントももちろん使えなくなってしまいます。

滞納が続けば遅延損害金も発生し、残債と遅延損害金を一括請求されます。何も対処しなければ裁判を起こされ、最終的には給与や預貯金を差押えられるリスクもあります。

2.配偶者から離婚を言い渡される恐れがある

パチンコによる借金が増えれば増えるほど、上昇するのが離婚リスクです。

「パチンコをしている」「借金がある」というだけで離婚が認められる理由にはなりませんが、ギャンブルや借金が生活に支障をきたし、夫婦関係が破たんした場合、離婚に至るケースが多く見られます。

ギャンブル自体は離婚事由にはなりませんが、ギャンブルにお金をつぎ込んで家計を圧迫している、配偶者にギャンブルをやめてと言われているのにやめられないという場合、離婚に至る可能性が高いです。

ギャンブルが原因で借金を繰り返している方は、「家族から過去に何度も忠告されている」という方が少なくありません。それでもパチンコがやめられず借金に手を出し、家族を裏切り続ければ、気持ちが離れてしまうのも無理はないでしょう。

たとえ自分が離婚を望んでいなくても、ギャンブルや借金、それに伴う夫婦の変化がきっかけで、「すでに夫婦関係が破たんしている」とみなされれば、離婚は避けられないでしょう。

3.闇金に手を出すリスクがある

借金を重ねて返せなくなりブラックリストに登録されると、消費者金融や銀行など正規の業者からの借入は難しくなります。「なんとかしてお金を借りたい」と思う人に近付いてくるのが闇金です。

闇金は、非合法に非常に高額な利息でお金を貸しつける違法業者です。丁寧な口調で近づいてくる「ソフト闇金」も闇金です。返済できなくなると態度は一変し、非合法な取り立てを容赦なく行ってくるので非常に危険です。

闇金を利用し、追い込みをかけられるようなことになれば、自分も家族も安定した生活を送れなくなってしまいます。通常の社会生活を送ることは、まず不可能でしょう。近年はSNSでの勧誘も増えているので注意しましょう。

闇金に手を出してしまった場合は、闇金に強い司法書士や弁護士にすぐに相談することをおすすめします!一人で抱えていても何も解決しません。弁護士の力を借りて、闇金の取り立てをまずはストップすることが先決です。

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パチンコで作った借金を解決するための方法3つ

すでにパチンコで作った借金を抱えてしまっている場合は、できるだけ早期に、問題の根本解決を目指していく必要があります。

パチンコが原因で借金を抱えても、人生を諦める必要はありません。解決するための3つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.家計を見直し自力で完済する

パチンコが原因の借金であっても、少額であれば、家計の見直しで自力完済を目指せます。返済できる金額の上限は、年収の3分の1程度を目安にしてみてください。

自力完済を目指す上でのコツは、以下のとおりです。

  • 家族に状況を説明し、協力を仰ぐ
  • パチンコから卒業する
  • これ以上お金を借りない
  • 固定費の見直しをする
  • 普段のお金の使い方を細かく見直してみる

もっとも重要なのは、一人で頑張ろうとしないことです。家族にも協力してもらえば、ときにストッパーの役割を果たしてくれます。単身世帯の場合、各種相談窓口を活用すると良いでしょう。

自力で完済するためには、「これ以上借りない」という強い意志が必要に。当然、パチンコからも距離を置いてください。

また、利息負担を軽減するため、できる限り返済スピードをアップすることも重要です。固定費・変動費ともに、家族と一緒に細かく確認してみてください。

2.家族に相談し、立て替えを依頼する

パチンコ借金で大きな問題になるのが、「利息」です。元金だけなら返済できても、利息がプラスされると難しい…という方は、決して少なくありません。

この場合、家族に相談し、いったん借金を立て替えてもらうのも一つの方法です。業者よりも低い金利で貸してもらえれば、その分返済は楽になります。

ただし、いくつか注意点もあります。

借金の相手が身内となると、「返済しなくてもなんとかなるだろう」と甘えが出てしまう人がいるのも事実。身内といえども借用書を作成し、条件や返済期間などを記載しましょう。立て替えてくれた相手へ誠意を見せることが大切です。

また、こちらの方法で借金問題から完全に脱却できるのは、「2度と同じ過ちを犯さない」という強い意志を、本人が持っている場合のみです。

立て替えを依頼する、実行する前には、しっかりとした話し合いや確認をすることが重要です。

3.債務整理をする

パチンコが原因の借金が、返済できないほどふくらんでしまった場合、債務整理を検討しましょう。法律に則った手続きを踏んで借金を減らしたり、免除することができる可能性があります。借金救済措置、借金救済制度、借金減額制度などといった言葉で表される場合もあります。

借金救済制度について詳しく載っている記事に飛べるバナー

債務整理には、主に以下の3つの方法があります。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

それぞれの特徴や注意点をまとめます。

任意整理でパチンコ借金を整理
任意整理とは、債務者と債権者が裁判所を通さず直接やりとり(交渉)し、「利息カットや返済期間の延長(3~5年)を和解してもらう債務整理の方法です。整理する業者を選ぶことも可能で、パチンコを始めとするギャンブルが原因の借金にも問題なく対応できます。

任意整理のデメリット:ただし交渉は、主に将来利息のカットと返済期間の見直しに関するもの。借金の減額効果は、それほど高くはありません。過払い金が発生していた場合は、その分減額できるでしょう。

個人再生でパチンコ借金を整理
個人再生は、裁判所を通じて借金を減額する債務整理の方法です。マイホームを守って手続きする方法もあり、またギャンブルが原因の借金にも対応可能です。個人再生が認められれば、借金は最大で5分の1~10分の1にまで圧縮されます。

個人再生のデメリット:手続きは複雑で時間も費用もかかります。

自己破産でパチンコ借金を整理
自己破産は、裁判所を通じて借金をチャラにする債務整理の方法です。自己破産するとどうなるかというと、自己破産が認められれば、借金を返済する義務がなくなる一方で、一定額以上の財産は没収されます。3つの方法の中で、もっとも借金減額効果が大きい方法ですが、ギャンブルで作った借金は、免責不許可事由にあたります。基本的に、パチンコで作った借金は、自己破産が認められないというルールがあります。

自己破産のデメリット:借金がなくなるという代わりに、ブラックリストに5-10年間登録され、一定額以上の財産は全て没収される、保証人に一括請求が行く、官報に載る、周囲にバレやすい、手続き中に職業や資格の制限を受ける、手続き中に引っ越しができない、手続き中に郵便物をチェックされるなど、その後の生活に大きな影響が出てきます。

たとえパチンコがきっかけで借金地獄に陥ったとしても、これらの方法を使えば、金銭面での問題は解決できます。とはいえ、依存症という精神面の問題を解決できなければ、またすぐに同じことになる可能性も…。借金問題解決と依存症の治療は、必ずセットで進めてください。

パチンコ借金でも自己破産を諦めないで!まずは弁護士に相談

「パチンコが原因の借金は自己破産できない」と聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。

先ほどもお伝えしたとおり、パチンコ(ギャンブル)で作った借金は、免責不許可事由に該当するため、原則自己破産ができません。

ただし例外もあります。パチンコが原因の借金であっても、裁量免責といって裁判所の判断によって免責が認められる場合もあります。

裁量免責が認められる可能性があるかどうかを個人で判断するのは難しいので、早めに弁護士に相談して判断を仰いでください。

「やはり自己破産は難しいだろう」と判断された場合でも、その他の債務整理についてアドバイスしてもらえるでしょう。

パチンコ依存症を解消するための方法とは?

パチンコ依存症は、れっきとした病気の一つ。しかし残念ながら、正式に認可された「治療薬」は存在しません。

以下のような方法を組み合わせて、依存状態の解消を目指していきます。

  • 自助グループに参加する
  • 専門家のカウンセリングを受ける
  • 身近な人に相談し、監視してもらう
  • パチンコ以外の新たな趣味を見つける
  • 衝動的な行動を抑えるための薬物療法を行う
  • 貸付自粛制度を使う

パチンコ依存症で悩む人は、決して少なくありません。全国各地の自助グループに参加すれば、お互いに支え合い、認め合いながら依存状態からの脱却を目指せるでしょう。

また、パチンコ依存の問題を一人で抱え込むのはおすすめできません。家族や友人などに打ち明け、協力してもらうのも一つの方法です。

専門家のもとを訪れれば、パチンコ依存症患者向けのカウンセリングを受けられたり、必要に応じて薬物療法を選択できる可能性もあります。

貸付自粛制度は、パチンコ依存症であるという自覚がある場合に、そして本人が申告することによって利用できる制度ですが、お金を借りることに自ら制限をかけることができます。

事前に日本貸金業協会または全国銀行個人信用情報センターへ申告する必要があります。信用情報機関には貸付自粛情報が登録され、制限がかかるという仕組みです。

家族がパチンコ依存症の場合の対処法は?

自分ではなく、身近な人がパチンコ依存症である場合、どう対処すれば良いのでしょうか。以下の方法を参考にしてみてください。

  • 家族向けの自助グループに参加してみる
  • 本人の意識変化を促す
  • 専門の医療機関、精神保健福祉センター、保健所等に相談する

家族の立場でやってはいけないことは、以下の2点です。

  • ギャンブル依存症の問題を家庭内で抱え込むこと
  • ギャンブル依存症患者の借金を肩代わりすること
ギャンブル依存症患者を抱える家族向けの相談窓口も、決して少なくありません。「本人に対して、どう対処すれば良いのかわからない…」といった場合にも、アドバイスをもらえますから、ぜひ活用してみてください。

パチンコ依存症やパチンコ借金の問題は一人で抱え込まないで

パチンコ依存症やパチンコ借金で悩む人は、決して少なくありません。

依存症や借金の問題を、自分一人で解決するのは難しいもの。まずは身近な人や弁護士、各種相談窓口に助けを求めるところからスタートしましょう。

専門家の知識と適切な手助けがあれば、借金まみれの生活から抜け出せる可能性も高いです。自身の努力によって、パチンコからすっぱりと足を洗うこともできるでしょう。

今回紹介した情報をもとに、ぜひ具体的な解決策を探ってみてくださいね。借金救済制度を利用したら、借金が減らせるかどうかをまずは確認するところからスタートしてみてはいかがでしょうか。

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