豊富な特約をつけて様々なリスクに備えることができる保険です。ただし、問題点もあるので注意が必要です。
定期付終身はこんな保険
- 主契約となる終身保険に、特約として定期保険を上乗せした保険です。
(定期部分の保障の方が大きいことが一般的) - 医療保障なども特約として付加できます。
- 定期保険や医療特約などは、一定の年齢で更新ができなくなります。
かつてはこの定期付終身保険が保険会社の主力商品であったことがあり、このタイプの保険に加入している方も少なくありません。
しかし名前に反して終身部分の保障が少ないことや、多くの特約があって保障内容が分かりにくいことから、トラブルも発生している保険です。
しくみと特徴
定期付終身保険は、終身保険と定期保険を組み合わせた保険です。主契約となる終身保険に、特約として定期保険を上乗せすることで、高額な保障が必要な時期の死亡保障を保険料が割安な定期保険で手厚くすることができます。また医療保障などの特約も豊富にあることが特徴です。
上乗せする定期保険等の特約のタイプにより、「更新型」と「全期型」があります。更新型の場合は、10年や15年毎に定期部分が更新され、その都度、定期保険部分の保険料が値上がりしていきます。
また通常は、保険料払込期間を過ぎると定期部分の更新ができなくなります。
定期付終身保険の例
30歳の男性が定期付終身保険に加入する場合について保険内容をみてみましょう。加入条件は以下のとおりとします。
(主契約)終身保険:300万円
(特約)定期保険:3,200万円、医療保険:入院日額1万円
更新型(有期払いタイプ)
全期型(有期払いタイプ)
加入事例
※更新型(10年)の場合
30歳男性、65歳で保険料払込終了
終身保険部分:300万円、定期保険部分:3200万円、入院保障:日額1万円
月額保険料 | 支払い 保険料総額 |
解約返戻金 (65歳時点) |
10年 更新 | ~40歳:16,088円 ~50歳:21,272円 ~60歳:33,856円 ~65歳:50,336円 |
11,566,080円 | 3,416,030円 |
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※上記金額は、モデルケースとして算出した参考値であり、特定の保険商品の保険料および解約返戻金を計算したものではありません。
定期付終身保険の検討ポイント!
この商品は、死亡保障の”多くの部分が定期保険”という設計になっていることが多いのですが、名称に“終身”とついているため、契約当初の死亡保障が一生涯続くと誤解されているケースもあるので注意が必要です。
また、保障の多くが掛け捨ての定期保険で、終身保険の比率が小さい場合は貯蓄性は乏しくなります。さらに60歳や65歳の保険料払込終了により医療特約が更新できなくなった場合には、病気やケガのリスクが高くなる年代に医療保障がない状態になりかねませんので気をつけましょう。
まとめ
定期付終身保険は、終身保険にさまざまな定期保障をセットした商品です。ライフプランに応じて、定期保険部分を随時見直すことができれば、商品特性を生かした保険設計ができますが、かなり難しいというのが現状です。
一つの保険で全てに備えるより、リスクごとに複数の商品を組み合わせた方が、シンプルでメリットもあるのでおすすめです。
複数の保険を組み合わせるならば、保険のプロ、FPに相談すると最適なプランの提案が受けられます。
※保険会社や商品によって内容が異なる場合があります。詳細は各保険会社にご確認ください。
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