【保険の起源】保険の歴史と基本的な仕組み

                 
保険

保険は、人が安心して暮らすために生まれた素晴らしい仕組みです。実は保険には長い歴史があることを知っていますか?

ここでは、世界で保険が生まれた歴史、日本での保険の成り立ちや仕組みについて紹介します。

保険の起源はなんと紀元前2250年!

無敵艦隊

病気やケガ、死亡したときや家財が傷ついたときなどにお金を受け取ることができる保険ですが、その起源は 損害保険で、なんと紀元前2250年頃と言われています。

保険の起源については諸説ありますが、紀元前2250年頃の古代オリエント時代にまでさかのぼります。当時はさまざまな貿易が行われる中で、自然災害や海賊に襲われるリスクがありました。このリスクに備えるために資金の借り入れが行われており、これが保険の起源とされています。

そして16世紀イギリスで、エリザベス一世が当時のスペイン無敵艦隊を攻撃しようと、船員たちに「戦闘中に病気やケガをしたら保険金を支払うから無敵艦隊を破りなさい!」と命じたことから病気やけがの保険が生まれたとされています。ちなみに、このことがきっかけで世界の海の覇権はスペインからイギリスのものになりました。

その後の中世ヨーロッパでは同業者の間で組織された組合「ギルド」で、仲間どうしで仕事に困ったときの資金援助や病気やケガで働けなくなったとき、死亡してしまったときの遺族への生活の援助などを行うようになりました。これが生命保険の起源と言われています。

18世紀になると、ハレー彗星で有名なイギリスの天文学者エドモンド・ハレーが、実際の死亡率をもとに「生命表」を作り、それまで一律だった保険料をリスクごとに合理的な保険料になるように取り決め保険料を徴収するようになりました。

日本で保険の礎を築いたのは福沢諭吉

福沢諭吉

このように世界ではヨーロッパを中心に保険が生まれ拡がっていきましたが、日本では慶應義塾大学の創始者である福沢諭吉がその考えを日本に持ち込みました。

そして、明治14年(1881年)に福沢諭吉の門下生である阿部泰蔵が日本初となる明治生命を創設し、その後、現在の朝日生命となる帝国生命、日本生命が登場し、今では41社もの生命保険会社が日本国内に存在するようになりました(令和2年9月現在)。

生命保険の仕組み

助け合い

生命保険とは、たくさんの人(契約者)が少しずつお金を出し合って大きな共有財産を作り、仲間(被保険者)に万が一のことがあった場合に、残された家族(受取人)はまとまったお金を受け取ることができる、経済的に助け合う「相互扶助」の精神で成り立っています。

具体的には、自分が死亡したときや病気やケガで入院や手術、介護状態になったときに保険金や給付金を受け取ることができて、自分や家族を経済的なリスクから守ることができます。

このように、生命保険の成り立ちや仕組みを知ることで、生命保険に加入する本当の意味やメリットを知ることができます。これから保険に加入しようとしている人は、ぜひこれらの話を思い出しながら、自分にピッタリの保険を選んで加入してください。

執筆者プロフィール

保険マンモス編集部

元出版社の編集者兼ライター2人と、外資系生命保険会社と乗合代理店合わせて約20年の募集人経験を持つライター。全員がFP資格を持ち、保険マンモスのサイト全般の執筆を担当。

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