入院した場合には、平均で1日あたり約2万円の費用を自己負担することになっています。
医療保険の入院給付金は、入院日額○円という設定の仕方になります。そこで実際に入院した時にかかる費用が1日あたりいくらになるかということを知っておくと、医療保険加入の参考になります。
6割以上が1日2万円未満
入院時の1日あたりの自己負担費用
注)医療費だけでなく、食事代や日用品代、見舞い人の交通費など関連費が幅広く含まれています。また高額療養費を利用した場合は、利用後の自己負担分となっています。
※財団法人生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査」より
入院1日あたりの自己負担費の平均は23,300円となっています。また費用帯の中で一番多いのは10,000円~15,000円未満で24.2%を占めています。
もう少し詳しくみてみると、1日あたりの自己負担費用が「10,000円未満」ですんでいる人は29.3%、「20,000円未満」ですんでいる人は62.5%となっています。
半数以上が20,000円未満の自己負担ですんでいるということになります。その一方で「20,000円以上」が37.5%と、高額な医療費を負担するケースも見られます。
手術給付金があれば、入院日額は少なくできる
入院した場合の1日あたりの自己負担額の平均が約2万円だからといって、医療保険の入院日額が2万円必要になるとは限りません。なぜなら、上記金額には手術した場合の治療費も含まれているからです。
医療保険には手術給付金もあります。手術しての入院の場合はその分を差し引いて1日あたりの費用を計算することができ、入院日額の設定はその分少なく見積もることができます。
ポイント
統計データによる入院時の自己負担費用は参考にはなりますが、食事代や交通費、日用品代など非常に幅広い費用が含まれています。また医療保険には手術給付金もありますので、必ずしも、統計データの1日あたりの自己負担費用全額を入院日額で用意しようと考えなくてもかまいません。
また入院費用に関しては、病室を個室や少人数部屋にした場合は、健康保険がきかない高額な差額ベッド代がかかってきて結果的に自己負担額が大きくなります。
しかし大部屋で過ごせば差額ベッド代は必要なく入院費用を低く抑えることができます。医療保険に加入する場合には、自分がどのような病室に入りたいかという点も保障額の設定の重要な要素になります。
医療保険を選ぶ時は、客観的なデータを参考に、しっかりした基準を持つようにしましょう。入院日額は、「10,000円~15,000円」を目安に、予算にあわせて決定するのがよさそうです。
ご注意ください
医療保険を選ぶときには、入院日額のほかにも保険金や給付日数の上限、保険期間なども重要な選択基準となります。入院日額同様に、データを参考にしながら判断することをおすすめします。
関連する記事
【無料】 保険相談:お急ぎの方はこちら
〜特長を1ページにまとめています〜
保険マンモスのおすすめサービス
保険マンモスの【無料】 保険相談をシェア
気に入ったら いいね!
気に入ったら
いいね!
保険マンモスの最新情報をお届けします