
30代は、仕事もプライベートも「やりたいこと」と「やるべきこと」が一気に押し寄せる年代です。
結婚や子育て、マイホーム購入など喜ばしいイベントが増える一方で、もしものリスクにも現実味が帯びてきます。
「みんな毎月いくらぐらい保険料を払っているのだろう?」
そんな素朴な疑問を解消するのがこのコラムの目的です。
厚生労働省統計や公益財団法人生命保険文化センター(以下、生命保険文化センター)の調査をもとに、30代の平均保険料を性別・家族構成別に分解し、掛け捨て型/貯蓄機能付きなどタイプ別の違いも整理。
相場を知るだけでなく、「わが家に合った適正額」を無理なく見つけるステップまでをまとめました。
後半では、保険を見直すタイミングと専門家へ相談する際のポイントを解説し、さらに読者が抱える代表的な質問を解消します。
数字とストーリーを交えながら、「ちょうどいい安心」を探していきましょう。
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1. 最新調査でわかる30代の平均保険料
1-1 30代全体の平均月額
区分 | 年間平均 | 月額換算 |
---|---|---|
30代男性 | 約19.9万円 | 約1.7万円 |
30代女性 | 約14.0万円 | 約1.2万円 |
男性は保障額が高くなりがちで、平均すると女性より年6万円ほど多く払います。
同じ男性でも独身か子育て世帯かで月1万円前後の差が出る場合もあるので、平均はあくまで目安と押さえて家族構成や将来設計に合わせて調整することが大切です。1-2 年齢階層でみる変化
- 30〜34歳世帯主:年間26.2万円(月2.2万円)
- 35〜39歳世帯主:年間38.2万円(月3.2万円)
30代後半になるほど保険料が跳ね上がる背景には、結婚・出産など複数のライフイベントが同時期に訪れることが挙げられます。
これらのイベントに伴い家計が備えるべき必要保障額が一気に積み上がるため、月々の保険料も上昇します。
1-3 家族構成別のざっくり相場
家族構成 | 月額目安 |
---|---|
独身 | 8,000円~1.5万円 |
夫婦のみ | 1.5万~2万円 |
夫婦+子1人 | 2万~3万円 |
夫婦+子2人以上 | 2.5万~3.5万円 |
扶養人数が増えるほど必要保障額が膨らみ、保険料も段階的に上がります。
月3万円の「夫婦+子2人」世帯は死亡・医療・教育をまとめて備える水準で、独身で月1万円超なら団体保険などとの重複を点検すると良いでしょう。
相場に惑わされず、「何に備えて払うか」を整理することが持続可能な保険設計の近道です
2. 保険料が変動する4つの要素
- 性別・年齢
加入年齢が上がるほどリスクが増し、同じ保障内容でも保険料は高くなりがちです。 - 家族構成
扶養家族が増えると必要保障額もアップ。学資や住宅ローン残高も影響します。 - 保険タイプ
掛け捨て型は保険料を抑えやすい一方、貯蓄機能付きは長期で見ると払込総額が大きくなりやすいです。 - 年収と家計バランス
保険料が家計に占める割合が大きすぎないか、手取り収入や他の固定費と合わせて確認することが重要です。
上記の4項目は、いわば保険料を左右する「調整ダイヤル」です。
どれか一つだけで判断すると過不足が生じやすいため、年齢・家族構成・保険タイプ・家計比率をセットで確認し、自分に合った水準を探ることが大切です。
この4つを意識しておくと、平均額との比較も「高い・低い」ではなく「わが家に合っているかどうか」という視点で捉えやすくなります。
3. 適正額を見極める3ステップ
平均額を参考にしつつ、最終的に「わが家仕様」の保険料を決めるには、現状把握と将来設計の両面からチェックすることが欠かせません。
以下の3ステップで順を追って整理しましょう。
ステップ1:現状を棚卸し
まずは、勤務先の団体保険や共済、カード付帯の傷害保険など、すでに加入している保障をリストアップします。
住宅ローンを利用している人は団体信用生命保険(団信)の保障額も忘れずに。ここで「実は手厚い保障がダブっていた」「医療保障がまったく足りていなかった」といったギャップが見えてきます。
ステップ2:不足・重複をチェック
次に、公的保障(遺族年金・高額療養費制度など)を加味した上で、生活費・教育費・ローン残高など「必要資金」を試算し、ステップ1で把握した既存保障を差し引きます。
足りない分だけ保険で補い、重複部分は削るのが最も効率的です。
ステップ3:将来イベントをシミュレーション
最後に、子どもの進学や住宅ローン完済、定年退職後の医療費増など、将来キャッシュフローを年表に落とし込みます。
保障が切れるタイミングと資金需要がぶつからないかを確認し、定期型を更新するか終身型を組み合わせるかを判断しましょう。
将来設計を一度可視化しておけば、ライフイベントごとに「点検」するだけで済みます。
4. よくある質問(FAQ)
生命保険は毎月いくら払ってる?(30歳の場合)
30歳前後の独身世帯では 月8,000円〜1.2万円 が目安です。就業不能時の保証を重視した掛け捨て型と、医療保障を組み合わせたシンプルな構成が多く見られます。
30代の生命保険の月平均保険料はいくら?
全体平均は 約1.5万円。男女差・家族構成差が大きいため、相場は参考程度にとどめ、家計(手取り5〜10%以内が目安)とのバランスで判断しましょう。
30代が最低限入っておくべき保険は?
①就業不能時をカバーする死亡保障(定期型)
②高額療養費制度で賄えない自己負担を補う医療保険
この2本柱を土台に、子育て世帯なら教育資金対策を上乗せするのが一般的です。
生命保険に毎月平均いくら払っていますか?
扶養家族のいる30代後半では月2万〜3万円に収まるケースが多め。住宅ローンの団体信用保険など、すでに備えがある保障を差し引いて調整すると無駄が防げます。
生命保険に入っていない30代の割合は?
世帯主ベースで約20%が「死亡保障なし」と回答しています(生命保険文化センター調査)。貯蓄のみで備える世帯も一定数ありますが、就業不能時の収入減リスクには注意が必要です。
生命保険に入ってない人いますか?
一定数存在しますが、結婚・出産を機に加入率は大きく上昇します。未加入のままでも貯蓄が十分なら一つの選択肢ですが、公的保障の範囲と照らし合わせて検討すると安心です。
生命保険は何歳から入るべき?
「扶養家族ができたら」が一つの分岐点です。独身でも、守るべき人がいる場合や医療保障を充実させたい場合は20代後半から検討する方も増えています。
いくら貯金があれば保険はいらない?
生活費2〜3年分+教育資金+住宅ローン残高を一括返済できるほどの貯蓄があれば、保険の必要性は下がります。ただし長期療養などのリスクは残るため、医療保障を最低限持つケースが一般的です。
40代女性は毎月いくら生命保険を払っていますか?
40代女性全体の平均は月1.3万〜1.8万円。30代よりやや上昇しますが、子どもの進学期に合わせて保障を厚めにする家庭が多いことが影響しています。
生命保険はどこがいいですか?
「目的」と「家計」に合う商品を選ぶことが最優先です。同じ保障額でも保険期間や払込方法が異なれば総コストに差が出ます。複数社の商品を横並びで比較できる場で検討すると選びやすくなります。
妻が生命保険にかける金額の平均は?
子育て中の専業主婦の場合、死亡保障よりも医療・がん保険を中心に月5,000円〜1万円程度が目安です。共働きで収入がある場合は、世帯合算で保障を設計すると無理がありません。
5. 見直しフローと専門家へ相談するメリット
- ライフイベント前後でチェック
結婚、出産、住宅購入、転職時は保障額を必ず再計算。 - 保険証券を一式まとめる
商品名と払込期間、解約返戻金の有無を一覧に。 - 無料相談サービスの活用例
- ・夫婦+子1人・世帯年収600万円
- ・現状:月3万円(死亡終身+医療)
- ・シミュレーション後:死亡保障を定期に振り替え、学資準備を積立型に移行→月2.1万円で必要保障額を確保
ワンポイント
専門家と家計の全体像を可視化することで、「払っているのに足りない」「備えているつもりが重複している」といったムダ・不足の両方を防げます。
6. まとめ:平均額を「ものさし」に、わが家仕様へ整える
平均額はあくまで他世帯との比較値です。
大切なのは、手取り・家族構成・将来計画に照らして「無理なく払えて、必要なとき足りる」保険料かどうか。
もし少しでも迷いがあれば、一度プロと一緒にシミュレーションしてみませんか?
参考・出典
- 1. 公益財団法人 生命保険文化センター
「2024年度 生命保険に関する全国実態調査」
(https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r6/2024honshiall.pdf) - 2. Swiss Re Institute
「sigma 3/2024 World insurance: strengthening global resilience with a new lease of life」
(https://www.swissre.com/institute/research/sigma-research/sigma-2024-03-world-insurance-global-resilience.html) - 3. 日本年金機構
「令和7年4月分からの年金額等について」
(https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2025/202504/040102.html) - 4. 総務省統計局
「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」
(https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2024.pdf)
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