自営業の方必読!個人事業主におすすめのクレジットカード
一般の方よりも、自営業の方がクレジットカードを取得するには、審査のハードルが若干高くなってしまいます。個人事業主として、クレジットカード審査を受けなければならないので、収入面を厳しく審査されてしまうからなのです。
それでも、法人用のクレジットカードや個人事業主用のクレジットカードが発行されていますし、ポイントをしっかり押さえて申込みをすれば、カードを取得することは難しくありません。
今回は、自営業の方が個人事業主として申込みをする際のポイントを解説していきますので、是非ご参考にしてください。また、自営業の方に役立つクレジットカードもご紹介しますので必見ですよ。
自営業の方の審査が厳しい理由は、収入証明に要因がある!?
自営業と一言で言っても、様々な業種が存在していて、花屋さんもそうですし、肉屋さんも自営業になるでしょう。サラリーマンとして会社勤めをしていないので、法人登記をされていない商売をしている方が基本的に自営業となるでしょう。
申込み時の職業欄!ほとんどの方が自営業で申告している!?
クレジットカードを申込む時に、職業の申告をしなければいけませんが、会社員以外の方が申告する職業は、自由業か自営業のどちらかになります。
- 自営業とは、自分の力で経営することと定義されている
- 自由業は、何らかの専門的な技能で収入を得ている
- 医者や弁護士、俳優などは自由業に定義されている
- 自営業と自由業の違いが意外と曖昧に考えられている
上記のように、自由業と自営業の違いがはっきりしていない為、ほとんどの方が自営業として申告される結果となっています。
自営業での申告が増えると審査が難しい職業となってしまう!?
例えば、WEB上では株で生計を立てている方も、自営業で良いとの情報が多くみられますから、あまり自由業として申告する方が少ないのが現状でしょう。
- 本来、自由業に分類される方も自営業として申告している
- その結果、申込み者の職業分類を行うと自営業が多くなってしまう
- 審査落ちする多くの方の職業が自営業である為に、審査が難しいと言われている
上記のように、自営業での申告が増えてしまうので、この中で審査落ちしてしまうと、自営業は審査にとおり難いと、言われる結果を生み出してしまうのですね。
自営業で申告しても審査を通過する方が多ければ、自営業は審査にとおりやすいと成るのですが、残念ながら自営業で申告した方の多くが審査落ちしてしまうので、自営業は審査にとおり難いとなっているのです。
審査落ちする原因は収入!収入を証明出来ない方が多い
先の続きとなりますが、なぜ自営業と申告する多くの方が審査落ちしてしまうのかは、収入を証明することの出来ない方が多いのが原因なのです。
例えば、次の手段で生活している方は、本来の職業は自由業になるのですよ。
- 株トレーダーの収入で生活している
- ネット販売の収入で生活している
- ネットオークションで生活している
- 懸賞の商品で生活している
このような手段で、収入を得て生活している方も、実際にいらっしゃいます。そして、この方達がクレジットカードを申込む時に、職業を自営業として申込んだ場合、高い確率で審査落ちしてしまうでしょうね。
その理由は「収入を証明する手段が無い」からなのです。また、以前に信販関係に勤めていた友人から聞いた話によると、無職の方の多くは自営業として申告しているらしく、調査すると「実は無職だった!」と言う結果も多いそうです。
- 自由業の方は、収入を証明する手段が乏しい
- 本当は自由業なのに、自営業として申告している
- 自営業として申告していても、調査すると無職だった場合もある
- 自営業の方は基本的に個人事業主として屋号登録しないといけない
- 無職や自称自営業の方が、審査通過の確率を下げている
どのような方法で調査をするのかは、教えてもらえませんでしたが、確実に判るそうですよ。
基本条件は安定した収入!収入が不安定だと審査に通りにくい
先に説明した自由業の方は、収入の証明が難しいと同時に、安定した収入を得ることも難しい状況にありますが、本来の自営業の方も安定した収入を確保するのは、とても難しい状況にあります。
自営業の方は給与収入ではありませんから、今月は売り上げが良くても、来月も同じだとは限りませんから、返済能力が会社員より弱いとされているのです。
万一、売り上げが悪い状態で返済日が迫った時には、返済よりも仕入れを優先することもあるでしょうから、結果、返済が滞ることとなってしまいますよね。
このようなケースの懸念もあり、会社員よりも収入が不安定な為、厳しい審査となってしまうのです。
自営業の方におすすめのクレジットカード!事務処理を効率化できる
ここからは自営業の方におすすめのクレジットカードをご紹介していきますね。自営業の方なら個人用のクレジットカードより、法人用クレジットカードの方が断然おすすめです。
法人用クレジットカードは、経費の決済に利用するクレジットカードとして、企業や個人事業主の方の為に特化したサービスを提供してくれるカードだからです。
自営業の方にこそ法人クレジットカードが力を発揮する
先にも触れましたが、個人事業主の方に相応しいクレジットカードは、法人クレジットカードです。このカードを利用することが出来れば、事業を低コストで展開することができますし、事業に役立つ様々なサービスを利用する事が可能となります。
法人登録をしていない個人事業主の方も法人クレジットカードに入会できますし、選ぶカードを間違わなければ審査においても全く心配する必要はありません。
むしろ個人用クレジットカードよりも法人クレジットカードの方が、ビジネスに役立つ特典が多く経理事務を簡素化できますし、以下のように事業に役立つメリットが沢山ありますよ。
- 経費管理を簡素化できる
- ビジネスに役立つ特典が豊富
- 私的利用と経費の区別ができる
- 確定申告や決算がラクになる
- キャッシュフローにも余裕ができる
- 経費の支払いでポイントを獲得でき経費を削減できる
このように法人クレジットカードを活用すれば、経費管理が劇的に楽になりますので、従業員の人数が少ない企業や個人事業主の方にこそ、法人クレジットカードがおすすめなのです。
法人クレジットカードは優秀な経理管理スタッフの役割を果たしてくれることでしょう。それでは、自営業の方におすすめの法人クレジットカードを厳選してご紹介していきます。
開業1年目から申し込みOK!アメックス・ビジネス・カード
開業1年未満の方ならアメックス・ビジネス・カードがおすすめです。アメックス・ビジネス・カードなら起業1年目から申し込みがOKの上、他の法人カードが開業1年目は審査に通過するのが難しいと言われている中、アメックスだけは別なのです。
アメックスは外資系のクレジットカード会社で、審査もクレジットヒストリーや経営実績を重視する国内基準とは異なります。
本国のアメリカは再チャレンジを高く評価する風土が強く、起業したての個人事業主の方に有利に働く為、アメックスは起業1年以内でも入会できるビジネスカードとして有名なのです。
ちなみに一般的な法人クレジットカードの審査通過の目安は、設立3年以上と言われています。
アメックス・ビジネス・カードは、個人事業主向けと法人向けに申し込みが分かれていますが、カードのスペックは両方同じですし、個人事業主として申し込めば、登記簿謄本(全部事項証明書)の提出は不要で本人確認書類のみで申し込み頂けますよ。
また、20万ヶ所以上の施設を優待料金で利用できる福利厚生プログラム(クラブオフ)を無料で登録できたり、日本最大級のビジネス情報サービス(ジー・サーチ)を月会費無料で利用できるなど、ビジネスに役立つ特典も満載です。
また、充実した旅行保険も付帯しますし、同伴者1名も無料で利用頂ける空港ラウンジサービスなど、出張に役立つサービスも多数利用頂けますよ。
入会しやすいわりにステータスが高い点も大変魅力的で、アメックス・ビジネス・カードのようにステータスが高いカードを持っていれば相手の方に与える印象もよくなりますので、アメックス・ビジネス・カードは起業したての個人事業主の方に一押しですね。
- アメックス独自の審査基準は自営業の方に有利
- 入会しやすいわりに高いステイタス
- 起業1年目でも持てる
- 個人事業主の方も申し込みOK
- ビジネスに役立つ多彩なサービス特典
- 出張に役立つサービスも豊富
接待の機会が多い方ならアメックス・ビジネス・ゴールドカード
取引先の方など接待の機会が多い方には、アメックス・ビジネス・ゴールドカードがおすすめですね。起業家の方にとってステータスはとても重要です。
アメックス・ビジネス・ゴールドカードが持つ券面威力は大きく、起業家の方にとって社会的信用は、取引先との信頼関係を築く大切な要素といえるでしょう。
カードもメタル製で高級感がある上に、レストランコース料理が1名分無料になる特典など、接待に役立つ多数の特典が利用頂けます。
アメックス・ビジネス・ゴールドカードも起業1年目でも申し込みが可能で、取得しやすいクレジットカードですから、個人事業主の方におすすめです。
アメックス・ビジネス・ゴールドカードなら、先にご紹介したアメックス・ビジネス・カードのサービスに加えて、ビジネス情報サービスの年会費が無料など、さらに上のサービスが付帯します。
アメックスは利用限度額に一律に上限を設けておらず、高額利用時に事前承認の手続きをしておけば、高額決済も可能です。
高額決済に対応して貰えたり、利用限度額が高いのもアメックスのサービスの一環であり、この限度額の高さはビジネスでとても役に立つことでしょう。
また、クレジットカードの年会費は経費で落とせますから、年会費の高さをさほど気にする事はありません。ビジネスで利用するクレジットカードは、年会費よりもステータスやサービス内容・信頼性などにおいて満足できるものがおすすめですね。
- アメックス独自の審査基準は自営業の方に有利
- メタル製の高級感あるカード
- 起業1年目でも持てる
- 接待に役立つサービスが豊富
- 高いステータスで社会的信用を得やすい
- ビジネスに役立つ多彩な特典
年会費無料のカードをご希望の事業主様に一押し!三井住友カード ビジネスオーナーズ
年会費無料で法人クレジットカードを持ちたい事業主様には三井住友カード ビジネスオーナーズが断然おすすめです。
こちらのカードは申し込み時に決算書や登記簿謄本を提出する必要もなく、起業したばかりで審査が不安な事業主様にもおすすめのカードです。
最短3営業日で発行が可能とカード発行のスピードも早く、すぐに利用したい方にも最適。
また、ビジネスに役立つ「ビジネスサポート」や「Visaビジネスオファー」など年会費無料とは思えないほど特典も充実しています。
本来リボ払いや分割払いは法人クレジットカードでは対応していないカードが多い中、こちらのカードは分割払いなど多様は支払い方法にも対応している上に、旅行保険も付帯するなどカードのスペックも高いのがメリットです。
法人クレジットカードがあれば経費処理も簡素化できますし、プライベート用と経費用で分けて決済することにより公私の区別もしっかりつきますので、個人事業主の方にも一押しです。
- 年会費無料で持てる
- ビジネスカードながらポイント還元率も高い
- 決算書や登記簿謄本不要
- 接待に役立つサービスが豊富
- 最短3営業日のスピード発行
- 起業したばかりでも申し込みOK
- ビジネスに役立つ多彩な特典
審査に不安な方は、審査が甘い法人クレジットカードを紹介している下記記事も是非あわせて読んでみてください。
個人事業主になろう!自営業の方が審査通過する3つのポイント
ここからは審査に通過する為の3つのポイントをご紹介していきましょう。
ポイント1:法律に従い、開業届けを提出して個人事業主になる
自営業として収入を得ていても、屋号を持っていても、税務署に個人事業主として開業届けを提出していなければ、自営業は自称となってしまうのです。
- 開業届けは税法上のルールで、税務署に屋号を届出する必要がある
- 開業届けを出すことで、個人事業主として認められる
ですが、多くの方は開業届けを提出していません。その理由のほとんどが確定申告を、行う必要があり、税金を払う必要が生じるからなのです。
つまり、税金を納めないといけないので、多くの方が提出を避けていて、開業していなくても商売をすることは出来ますが、本来は確定申告が必要なのですよ。
- 開業届けを提出していないと、社会的に認められていないので信用がない
- 確定申告を行うことで、収入を証明出来ることを拒否していることとなる
- 結果、収入を証明する手段が無いので審査落ちしてしまう
このように開業届けを出していないことが、審査に落ちてしまう一番の原因なのです。税金を払いたくない気持ちは判りますが、カード会社には通じないでしょうね。
ですから、自営業の方は税務署に開業届けを提出し、個人事業主として登録することで、社会的な信用を得ることが出来るのです。
楽天市場などでネットショップを開く場合は、必ず開業届けが必要になります。
楽天に限らず、全てのオンラインストアでは開業届けが必要であり、届けを出していない方は個人事業主として認めてもらえないのですよ。
また確定申告をすることで自営業の方は、それが収入証明となりますので、審査時に必要な書類を作れることになるのです。
ポイント2:収入証明を提出するには、開業から1年は我慢!?
申込時に申告する勤務年数が自営業の方では営業年数となってきます。会社員の場合だと、この勤務年数が長いほど属性は良くなりますので、自営業の方は営業年数が長いほど、良い属性となるのです。
- 1年経過しないと確定申告が出来ないので、収入の証明が出来ない
- 年度をまたいで確定申告していたとしても、1年分の収入にはならない
- 確実に審査通過を目指すなら、開業して1年間は申込みを我慢
- もしくは開業1年未満の申し込みでも審査通過可能性が高いカードを選ぶ
開業1年は申込みを我慢して着実に利益を出すことを心がけて、信用をアップしておく方法が確実ではありますが、開業1年未満でも審査に通過する可能性が高いカードもありますので、開業して間もない方はそのカードを選んで申込した方がいいですね。
開業1年未満でも審査に通過する可能性が高いカードは次章でご紹介しますので、楽しみにしててくださいね。
焦って準備が出来るまでに申込みを行ない、審査落ちしてしまうと、審査に落ちた記録も6ヶ月間信用情報機関に登録されてしまいます。
審査に落ちた記録はカード会社が警戒を強めてしまう為、大変不利な状況になるのです。我慢する期間が延びるだけですからね。
ポイント3:薄利でも、確実な収入が信用につながる
3つ目のポイントは確実な収入を実現していくことで、ポイント2で我慢している1年の間に、確実な収入を得られるようにしておくことが重要なのです。
- 薄利でも月々平均的な収入となるように努力する
- 最終的に利益が確保出来ていても、収入の波が大きすぎると審査は厳しい
- 安定した収入となるようにすることが最も重要
クレジットカードの申込み条件は、安定した収入があることなので、個人事業主として月々の収入が平均して得られるようにしておくことが、最も重要なこととなってきます。1年目に出来るだけ、安定した収入になるように工夫することが必要ですね。
自営業の収入パターンを比較!年収が低くても安定がポイント
ここで例として、自営業の方の2種類の収入パターンを比較してみましょう。A、Bどちらの方が、審査時のポイントが高いと思いますか!?
月 | パターンA:年収800万円 | パターンB:年収240万円 |
---|---|---|
1月 | 150万円 | 20万円 |
2月 | 20万円 | 20万円 |
3月 | 0円 | 20万円 |
4月 | 30万円 | 20万円 |
5月 | 300万円 | 20万円 |
6月 | 0円 | 20万円 |
7月 | 0円 | 20万円 |
8月 | 100万円 | 20万円 |
9月 | 10万円 | 20万円 |
10月 | 10万円 | 20万円 |
11月 | 100万円 | 20万円 |
12月 | 80万円 | 20万円 |
一見すると年収の高いパターンAが有利なように感じますが実は、パターンBの方が年収は低くても、ポイントは高くなるのです。
パターンAは、年収800万円ですが、収入が0円の月がありますので、安定した収入とは言えなくなりますが、パターンBでは毎月20万でも確実な収入を得ているので、安定した収入とみなされるのです。
自営業の方なら事業に役立つ法人クレジットカードを持とう
今回は、自営業の方が開業届けを出して個人事業主となっている方が、安心して申込みを行うことの出来るクレジットカードをご紹介しました。
自営業として業績を上げて収入が確保出来るようになれば、法人用クレジットカードを持つことをお薦めします。
法人クレジットカードは年会費が必要なカードが多いですが、年会費は経費で落とせますし、ステイタス性があり事業を行う代表者が持つに相応しい法人用クレジットカードがおすすめと言えるでしょう。





