借金を返せないとどうなる?借金まみれで返済滞納を放置せず解決する方法

借金の返済が苦しくなると、返済するために新たな借金を繰り返して多重債務に陥り、借金が一向に減らなくなってしまうことがあります。

いわゆる「借金地獄」や「借金まみれ」という状態で、こうなると返済はますます苦しくなっていくばかりです。

借金を返済できないまま放置すると、どうなるのでしょうか?

自分一人で解決を試みても、方法によってはさらに借金が増え、事態が悪化してしまう危険性があります。

借金地獄から脱出するには、借金に対する正しい知識を身につけ、正しい方法で、なるべく早く解決する必要があります。

この記事では、借金苦に悩んでいる方に向けて、借金地獄から脱出する方法や上手く返済するコツをわかりやすく解説します。

誰にも言えず苦しんでいませんか?

借金地獄ってどんな状態?何が原因で起こる?

「借金地獄」や「借金まみれ」という言葉に明確な定義はないですが、借金の返済が苦しく、まるで地獄のように感じるほど大変な様子を表します。

一般的に以下のような状態の方は、借金地獄に陥っている可能性が高いです。

  • 複数の借入先から借金をしている(多重債務)
  • 返済しても元金が減らない(毎月利息だけ返済している状態)
  • 返済の負担が大きく、生活がままならない
  • 返済できずに滞納している

消費者金融や銀行などから借入すると、元金に利息をプラスして返済しなくてはなりません。借入件数や借入総額が増えるにつれて、利息もかさんでいくため、返済しても借金が減らないという事態が起こります。

最初は少額だった借金でも、いつの間にか膨れ上がり、借金地獄に陥ってしまう可能性があるのです。

ギャンブルや浪費だけではない!借金地獄の原因はさまざま

借金をするきっかけとなる原因は人それぞれです。ギャンブルにのめり込んだり、クレジットカードを使い過ぎたり、「借金=浪費」というイメージを持つ方もいますが、決してそれだけではなく、生活苦が原因で借金を抱える人も多いです。

リストラや病気、ケガなどによる収入減だけでなく、医療費や子どもの教育費、家族の介護費などの負担による生活苦が原因で、借金地獄に陥いることもあります。

特に40代は、医療費や教育費が重なって借金を抱えやすい年代だといわれています。30~40代は住宅ローンの返済にも行き詰りやすくなります。

30代~40代はある程度の収入のある人が多いですが、出費も増える年代です。収入が多いとその分お金は借りやすくなり、借入枠も増えます。いつでも返せるだろうという過信が、借金地獄につながるパターンもあります。

こんな人は気をつけて!借金地獄に陥りやすい人の特徴

借金地獄に陥りやすい人にはいくつかの特徴があります。主に次のような人が挙げられます。

  • 何かに依存しやすい人
  • 低収入の人
  • 浪費癖のある人
  • 計画性のない人
  • 見栄っ張りな人
  • リボ払いをよく使う人

ギャンブルや買い物など何かに依存しやすい人は、「借金依存症」にもなりやすいです。常に借金していないと落ち着かなくなり、返済しては借金をするという悪循環に陥ってしまいます。

また、もともと低収入で定期的に借金している人や、リストラや病気で収入が減って借金している人など、借金で生活費を補っている人は、状況がよくなれば完済できる可能性はありますが、そのまま借金をやめられなくなる可能性もあります。

借金の返済で重要なのは「返済計画を立てること」です。計画性のない人が無計画に借入して借金地獄に陥るのは、典型的なパターンです。

浪費癖があり欲しいものは何でも買ってしまう人、次の給料日まで待てない人などは、借金の返済も計画どおりできないことが多いです。

周囲に自慢したいがためにブランド品を購入するなど、収入に見合わない生活をして見栄を張る人や、リボ払いで買い物する人も金銭感覚が鈍って借金地獄に陥りやすいです。

借金地獄の結末は?このまま借金を返せないとどうなる?

借金地獄は放っておいても状況が改善することはまずありません。返済が苦しいのに、何も対策せずにいるのはとても危険です。

無理をして返済を続けたとしても、いずれ返済できなくなり、滞納してしまう可能性が高いでしょう。

滞納すると危険!督促を放置すると差し押さえられる可能性大

滞納が続くと次のようなことが起こります。

  1. 電話での督促、督促状が届く
  2. 残債を一括請求される
  3. ブラックリストに載る
  4. 債権者が訴訟を起こす
  5. 裁判所から郵便が届く
  6. 財産を差し押さえられる

滞納しても初期段階できちんと対応できれば、最悪の事態である「差し押さえ」は避けられます。

電話に出なかったり督促状を無視したりするのは状況を悪化させるだけです。「〇〇日までになら返済できる」「〇〇という理由で返済が遅れる」など事実を正直に伝え、誠実に対応するようにしましょう。

督促状が届いても返済できなかった場合、内容証明郵便で残債の一括返済を求められます。一括請求されるのは、だいたい滞納から約2~3ヵ月が過ぎた頃です。滞納すると遅延損害金も発生し、同時に請求されます。

毎月の返済でさえ苦しいのに、一括返済はほぼ不可能なことが多いでしょう。「応じなかった場合は給与や銀行口座を差し押さえる」と書かれていることも多く、焦ってしまいがちです。

差し押さえの効力があるのは裁判所からの通知なので、まだこの時点では差し押さえはされませんが、滞納後2~3ヵ月でブラックリストに載ってしまいます。

個人信用情報機関に、延滞情報として滞納した事実が記録され、いわゆるブラック状態になります。

ブラック状態とは?
個人信用情報機関に、延滞情報として滞納した事実が記録された状態を「ブラック状態」「ブラックリストに載る」と言います。

ブラック扱いになると、クレジットカードを作ったりローンを組んだりすることが難しくなります。貸金業者や銀行からの新たな借入もできず、スマホの端末代金の分割払いもできなくなります。

さらに滞納が続くと、債権者は裁判を起こし、裁判所から通知が届きます。「訴状」や「口頭弁論呼出状」などが、特別送達という特殊な郵便で送られてきます。

滞納している限り、争っても基本的に勝訴は見込めないため、裁判所から支払い命令の判決が出ます。支払えないままいると、差し押さえが行われます。

差し押さえの対象となるのは、生活必需品を除いた、給与、預貯金、自宅、車、現金、生命保険など、ほぼすべての財産です。

このように、滞納すると段階を追って債権者は行動を起こしてきます。差し押さえを回避するなら、早い段階で適切な対策をとる必要があります。

借金地獄から脱出したくても、やってはいけないこと

借金地獄に陥ったら早く抜け出したいと思うのは当然ですが、解決法を間違えると取り返しがつかなくなってしまいます。

やってはいけないことは次の4つです。

  • 他の貸金業者から新たに借入すること
  • 債権者からの催促を無視すること
  • クレジットカードを現金化すること
  • 闇金に手を出すこと

他の貸金業者から新たに借入すること

他の貸金業者から新たに借金をして返済金を工面するのは危険です。借入先が増えると、それぞれの借金に利子がつき、返済額が増えるため、借金があっという間に膨れ上がりやすくなります。

債権者からの催促を無視すること

返済期日に返済できず滞納すると、すぐに債権者から電話やメールで督促があります。無視すると何度もしつこく連絡がきますし、口調も厳しくなります。最終的に差し押さえまで進んでしまうので、無視するのは禁物です。

クレジットカードを現金化すること

クレジットカードのショッピング枠を使って買い物し、換金して現金を手に入れる手法ですが、これは違法です。換金できるのは5~7割程度なので、結局借金は膨れ上がり、クレジットカードも強制解約となってしまいます。

闇金に手を出すこと

借金を重ねて借入枠がいっぱいになると、いずれどこの貸金業者からも借入できなくなります。そんなときでも借してくれるのが闇金ですが、闇金は法外な利息で貸し付けてくる違法業者です。絶対に手を出してはいけません。

借金苦といえば「夜逃げ」のイメージが強いですが、残念ながら夜逃げをしても事態は改善しません。自分の借金にきちんと向き合って正しく解決することが大切です。

借金地獄から脱出するために!おすすめの解決法とは?

では、どのように解決すればよいのでしょうか?おすすめは次の4つの方法です。

①「おまとめローン」を利用して利息を減らす

借金の総額が比較的少ない場合は「おまとめローン」で解決できる可能性があります。

おまとめローンとは?
複数の業者からの借金を1つの借入先にまとめ、借金を一本化すること。利息を軽減でき、毎月の返済日を1つにまとめられるというメリットがあります。

しかし、借金の状況によっては審査で落とされてしまう場合もあります。自分が利用できるかどうか、利用できる場合はメリットがどの程度あるかをよく検討しましょう。

②返済が厳しいと感じたら早めに借入先に連絡する

返済が厳しく、期日までに借金を返せないと感じたら、その時点で借入先に連絡するのが得策です。

貸金業者によっては、誠実に対応することで返済日を延長してくれたり、月々の返済額を減らしてくれたり、柔軟に対応してくれる場合があります。

黙って滞納したり、督促の電話にも応じなかったりするのは、貸している側もいい気がしません。滞納する前に誠意をもって早めに相談することで解決できる可能性があります。

③「過払い金」があれば請求する

  • 2010年6月以前から借入をスタートして現在も借りている
  • 2010年6月以前に借入をスタートして完済もしくは最終取引から10年以内である

これらに該当する方は、過払い金が発生している可能性が高いです。

過払い金とは?
消費者金融(サラ金)との取引において支払い過ぎていた利息のこと。一昔前は、利息制限法の上限を超えた貸付が当たり前に行われていました。支払い過ぎていた利息は、過払い金返還請求をすれば取り戻せます。

過払い金は100万円程度取り戻せる場合もあります。返還された過払い金を借金の返済に充て、借金地獄から脱出できる可能性もあります。

過払い金には時効があり、完済や最終取引から10年を過ぎた場合は1円も取り戻せなくなります。無料で調査してくれる法律事務所もあるので、心当たりのある方は相談してみましょう。

④弁護士や司法書士に相談して「債務整理」する

できるだけ早く弁護士や司法書士などの専門家に相談して、債務整理を行えば、返済負担は確実に楽になります。

債務整理とは?
合法的に借金を解決する手段で、借金の減額や免除が可能です。ブラックリストに載るなどのデメリットはありますが、借金地獄から間違いなく解放されます。

債務整理にはどのような方法があるのか、次で解説します。

債務整理は借金減額や免除ができる!方法は専門家に相談がおすすめ

債務整理の手続きは複雑で、専門的な知識が必要となるため、弁護士や司法書士に依頼して行うのが一般的です。

債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産の3つの方法がありますが、どの方法がベストかは人によって異なります。

抱えている借金の状況や、返済能力などによってベストな方法は違います。弁護士や司法書士からのアドバイスをもとに慎重に決めましょう。

方法①「任意整理」…利息をカットでき、生活への影響も少ない!

任意整理は、債権者と直接話し合うことで、借金の減額や返済期間の延長などの新たなルールを決める手続きです。裁判所は関与せず、あくまで「任意」で交渉を行います。

弁護士や司法書士が依頼人の代理となって交渉を行ってくれます。スムーズに進む場合もあれば、交渉が難航する場合もあります。

交渉は個別に行うため、債務者は、対象とする債権者を選ぶことができます。個人再生や自己破産では対象を選ぶことはできず、任意整理ならではのメリットといえます。

保証人付きの借金など、任意整理することによって周囲に迷惑をかけてしまうものは対象から外すとよいでしょう。

任意整理で減額できるのは利息で、元金は減らせませんが、3~5年で分割して返済していくため、月々の負担は軽くなります。

メリット デメリット
・裁判所を介さないため、他の債務整理に比べて手続きは簡単で早い
・債権者を選んで手続きできる
・生活への影響が少ない
・元金は減らせないため、減額率は低い
・ブラックリストに載る

方法②「個人再生」…多額の借金も大幅に減額!住宅も残せる!

個人再生は、裁判所に借金の返済が困難であることを認めてもらい、減額してもらう方法です。借金総額の5分の1~最大10分の1まで圧縮でき、3~5年で返済していきます。

個人再生では元金のカットも可能なため、返済の負担を大幅に減らせます。マイホームがある場合でも、住宅ローンを残したまま手続きできるのがメリットです。

自己破産では借金の理由を問われるため、ギャンブルや浪費による借金は免責が認められない場合もありますが、個人再生では借金の理由は問われないのもメリットです。

デメリットは、保証人付きの借金を抱えている場合に、保証人に迷惑がかることです。個人再生では任意整理のように債権者を選べないため、保証人に一括返済の請求が届いてしまいます。

メリット デメリット
・借金を大幅に減額できる
・住宅ローンを残して手続きできる
・ギャンブルや浪費による借金でも手続きできる
・手続きには時間も費用もかかる(費用は債務整理の中では最も高い)
・債権者を選べない
・官報に住所と名前が載る
・ブラックリストに載る

方法③「自己破産」…生活への影響は大きいけれど、借金がゼロに!

自己破産の魅力は、どれだけ借金を抱えていても借金はゼロになり、返済義務がなくなることです。

メリットが大きい分、必要最低限以外の財産は処分されるほか、さまざまなデメリットを伴います。

自己破産に対しては悪いイメージを持つ方も多いですが、法律に則った合法的な手続きです。決して悪いことばかりではなく、生活を立て直すきっかけともなり得るので、検討してみるのも一つの方法です。

メリット デメリット
・借金がゼロになる ・財産が処分される
・ギャンブルや浪費による借金は手続きできない
・職業に制限がかかる(士業や警備員、会社の代表者や役員など)
・債権者を選べない
・官報に住所と名前が載る
・ブラックリストに載る

3つの債務整理に共通するデメリットは、ブラックリストに5~10年間という言って期間に掲載されることです。この期間はクレジットカードやローンの利用ができなくなりますが、過ぎればまた問題なく利用できるようになります。

3つとも生活への影響は少なからずありますが、債務整理は借金に苦しむ人たちを救うために作られた手段です。

債務整理を今すぐにした方がいいのか?債務整理する必要があるのか?必要な場合はどの方法が適しているか?などは、弁護士や司法書士に相談してみましょう。

債務整理の費用はどのくらい?支払えなくても債務整理はできる!

「弁護士や司法書士に依頼すると多額の費用がかかるのでは?」と心配されている方も多いはず。借金を抱えている中で、債務整理に費用をかけるなんて無理だという方もいるでしょう。

しかし、債務整理はまとまった費用がなくても行えます。

  • 分割払いを利用する
  • 法テラスを利用する

ほとんどの法律事務所は分割払いに対応しているため、6~12回程度に分割して支払うことができます。

また、収入の要件を満たせば「日本司法支援センター」通称「法テラス」を利用すれば、費用の立て替えをしてもらえます。あとから費用を分割で返済していきますが、月々1万円(厳しい場合は5,000円)なので返済しやすいでしょう。

法律事務所によっては他にも違った方法で柔軟に対応してくれる場合があります。まとまった費用がないからと債務整理をあきらめず、弁護士や司法書士に一度相談してみましょう。

借金返済のコツ!借金と上手く付き合うため知っておこう

借金と上手く付き合っていくためには、きちんと返済計画と立てて計画どおりに返していく必要があります。返済のコツとして、次の2つのポイントをおさえておきましょう。

  • 今抱えている借金の現状を把握しよう
  • 生活を見直して返済の工夫をする

借金地獄に陥っている人の中には、自分が今どれだけ借金をしていて、あとどれだけ返せばよいのかわからないという方もいます。

まずは、「なぜ借金が返せないのか」という原因を整理することが大切です。

借金の総額や毎月の返済額、借入先、借入期間、金利などを整理し、まずは自分の置かれている状況を把握しましょう。

また、今の生活を変えれば自力で返済が継続できる場合もあります。固定費の見直したり、光熱費やスマホのプランを変更したり、支出をできるだけ減らす努力をしましょう。

副業をしたり単発のアルバイトを増やしたり、少しでも収入を増やすのも一つの方法です。ボーナス月に多めに返済することによって元本を減らし、完済を早めるのも有効です。

借金問題は早めに対処することで必ず解決できる!

住宅ローンや自動車ローン、教育ローンなど、世の中には色々な借金がありますが、上手く付き合っていくのは難しいものです。

返済に行き詰まり、自力では返せないと感じたら、早めに弁護士や司法書士に相談するのが解決への近道です。

借金問題はとにかく早く対処するのがコツです。間違った方法で借金をさらに増やしてしまうなど、取り返しがつかなくなる前に、無料の借金相談などを利用してみてください。

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