ギャンブルで作った借金はなぜ危険?借金返済のコツを知り借金地獄を防ごう

ギャンブルで作った借金はなぜ危険?借金返済のコツを知り借金地獄を防ごう

ギャンブルは、借金問題の原因の一つです。「次は勝てるかも…」という期待感から借金を重ね、あっという間に借金地獄に陥ってしまうケースも少なくありません。

借金地獄に陥ってしまうと自力で抜け出すのは困難です。ギャンブルで借金まみれになり、放っておくとギャンブル依存症になってしまう可能性もあります。

question-m1 icon

借金もギャンブルも「依存性」があるので大変危険です!借金はギャンブルと深く結びついているため、あれよあれよという間に借金が膨らんでしまいます。依存症と借金問題2つをどう対処すればいいかこの記事で伝えていきます!

依存症になってしまうと適切な治療をしない限り問題の解決は難しいです。間違った方法で一人で解決を試みて、さらに借金を増やしてしまうことも。

ギャンブルで作った借金を返せない場合の対処法や、借金完済までの流れやポイント、気になる債務整理自己破産についても解説します。「生活を立て直したい…」方は、しっかりと確認していきましょう!

誰にも言えず苦しんでいませんか?
 

借金が減るかも!?
減額診断
をスグ試してみる

目次 表示

ギャンブルの借金は、依存症で正常判断ができなくなる恐れがあるから怖い!

ギャンブルには、私たち人間の脳に働きかける、強い力があると言われています。

そもそもギャンブルとは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

  • パチンコ・パチスロ
  • 競馬
  • 競輪
  • オートレース
  • 宝くじ・ナンバーズ
  • サッカーくじ
  • スポーツ賭博
  • 賭け麻雀
  • インターネット賭博
  • カジノ
  • FX
  • 先物取引

FXや先物取引は「投資」の一種ですが、レバレッジにより、手持ちのお金以上の取引をすることが可能です。ハイリスクハイリターンのギャンブル的要素に、夢中になってしまう人も少なくありません。

だからこそ、注意しなければならないのが「ギャンブル依存症」です。

ギャンブル依存症とは?
ギャンブルのこと以外考えられず、「ギャンブルしたい」という衝動を抑えられなくなる病気のこと。ギャンブルしていないと落ち着かなくなり、暴力や借金、家庭内不和、失業など、日常生活において支障をきたす恐れがあります。

ギャンブル依存症が原因で起こる犯罪の例には、暴力事件や窃盗、パチンコ台の破壊などがあります。放置していると、自分も家族も悲惨な人生を送らなくてはいけなくなる可能性が高いです。

ギャンブル依存症は、1970年代後半にWHOが認めた立派な「病気」です。残念ながら、放置しても治る可能性のない病気と言えるでしょう。

ギャンブル依存症であるかどうかの診断基準は、自分で自分の行動をコントロールできるかどうかです。

ギャンブルで借金を重ねている人の中には、「その気になったらいつでも辞められる」と思っている人もいるのではないでしょうか?

しかし、依存症になれば、自分の意思でギャンブルをやめることはほぼ不可能です。やめないといけないとわかっていても、やめられないのが依存症です。

  • ギャンブルのために複数業者からお金を借り、借金地獄に陥っている
  • お金ないから駄目!と思いつつも、カードローンなど「借りた」お金でギャンブルをする
  • 借金をしても、「勝って返せばいい」と思っている
  • ギャンブルにハマっていると知られたくなくて嘘をつく

これらに当てはまる場合、すでにギャンブル依存症になっている可能性が高いです。借金してまでギャンブルに行ってしまうのは、依存症であり病気の証です。

自分で治そうと思ってもできないのが依存症の特徴です。現在の状態を「病気」と認め、適切に治療する必要があるでしょう。

借金をしているから依存症、借金をしていないから依存症ではない、というわけではありません。ギャンブルする人なら誰しも依存症になる可能性があります。

特に、以下の条件に当てはまる人は、ギャンブル依存症になりやすいと言われています。

  • ストレス発散が苦手で、ついギャンブルに走りがちな人
  • ギャンブルが身近な人、習慣化している人
  • 日々の生活に不満があり、逃避願望がある人
  • 自分が勝つまで引けない人
  • すでに借金問題を抱えている人

ギャンブルに対する抵抗感がもともと少なく、現実から逃げたい気持ちが強い人ほど、依存症になりやすいと言えそうです。

ギャンブル依存症だけでなく、借金していないと落ち着かなくなる「借金依存症」になる恐れもあります。借金への抵抗もなくなると、ギャンブルのために借金を繰り返すという悪循環に陥ってしまう可能性が高いです。

ギャンブルで借金を繰り返す理由には、「負けると取り戻したくなる」「勝ったときの興奮をまた味わいたくなる」ことなどがあります。借金地獄に陥って生活が破綻する恐れもあるので注意が必要です。

すでに借金まみれで、でもギャンブルもやめられないという方は、すぐに専門家に相談をしましょう。

\債務整理に強い専門家に相談/
減額相談+診断、弁護士女性の画像バナー015

配偶者のギャンブルを理由に離婚はできる?

妻や夫などの配偶者ががギャンブルにのめり込んでしまい、家庭の生活費にまで影響が出るようになった場合、離婚したいと思ってしまうのは仕方のないことでしょう。

しかし、両者の合意がない限り、ギャンブルを理由に離婚をするのは容易ではありません。たとえ依存症でもギャンブルは法定離婚事由にならないからです。

裁判所を通さない「協議離婚」によって離婚を成立させたい場合は、相手の合意を得る必要があります。合意が得られない場合は、調停や裁判に発展するのが一般的です。

離婚を申し出ても相手に拒否されてしまった場合は、離婚調停を行い両者が合意すれば「離婚調停」、成立しない場合は「審判離婚」や「裁判離婚」によって離婚できる可能性はあります。離婚を望んでいる場合も弁護士へ相談しましょう。

専門家に相談すれば、スムーズに話が進み、慰謝料請求の手続きや財産分与の交渉、養育費の交渉なども代行してもらえるなど、手厚いサポートを受けられるでしょう。

家族が依存してしまった場合は、協力することも大切

配偶者に限らず、親やきょうだいなど身内がギャンブル依存症になってしまうことは珍しくありません。彼氏などパートナーが依存してしまうこともあるでしょう。

依存症は自分一人では治せない病気なので、「早くやめて!」と本人を追い詰めるよりも「一緒に頑張ろう」という協力の姿勢を見せてあげることが大切です。

ギャンブルするための金銭を要求してきても応じてはいけません。相手を思いやる気持ちは大事ですが、ギャンブルに関しては、手助けするような行為をして甘やかすのはよくないです。強い気持ちを持って境界線を引くことが協力になります。

家族の借金は、保証人でない限り肩代わりする必要はありません。

「なぜこうなったのか」とギャンブル依存症になった原因は追求せず、「どうすれば解決できるか」を考えましょう。

彼氏のギャンブル依存症や借金癖が発覚したとき、感情的になり、別れを考える方も多いはず。将来結婚を考えていたならなおさら今後が不安になるでしょう。

借金があっても完済できる見込みがあり、嘘をつかず信頼できる相手なら更生の余地はあります。別れるかどうかは冷静に判断しましょう。

ギャンブルが原因の借金が危険と言われる訳!

借金をする理由は、人によってさまざまです。その中でも、ギャンブルが原因の借金は、特に危険と言われています。その理由は以下の2つです。

次、勝てるかも!と思って、簡単に借金をしてしまうから

ギャンブルとは、特定のゲームや競技に、お金を賭ける行為を指します。大きな特徴は、結果が偶然に左右されること。当然、勝つこともあれば負けることもあるでしょう。

パチンコやスロット、宝くじなど…私たちの身近な場所には、たくさんのギャンブルがあります。ギャンブルを楽しむのに特別な知識やスキルは必要ありません。

成人であれば、誰でも気軽に楽しめるからこそ、ギャンブルが原因の借金は怖いのです。

適切な知識や技術のなさが原因で、「負けるだけ」の勝負だとしたら、夢中になる人は少ないでしょう。特別な努力や勉強をしなくても「勝てるときもある」勝負だからこそ、どっぷりとハマり込んでしまう人もいます。

何度負けても、「次は勝てるかもしれない」と感じてしまうのが、ギャンブルの魅力であり怖さでもあります。

夢中になりやすい分、適度な距離感を保つのが難しいのが、ギャンブルの特徴です。借金をしても、「勝てば返せるから」という思考に陥りやすいのです。

大金をつぎ込めば勝てる!など、金銭感覚がマヒしやすいから

ギャンブルの特徴の一つは、大金をつぎ込めばつぎ込むほど、勝った時のリターンが大きくなるということです。

とはいえ、賭けるお金を増やせば増やすほど、負けたときの損失も大きくなるもの。ギャンブルの内容によっては、驚く程短時間で、多額のお金が吹き飛ぶ恐れがあるのです。

一瞬で大金を儲けたり失ったりすることが続けば、徐々に人間の感覚は麻痺していきます。1万円、2万円といったお金に対する感覚が鈍くなれば、あっという間に借金が膨れ上がる恐れもあるでしょう。

気づけば、借金100万円に…などとなってしまっては大変です。

数々のギャンブルに手を出し、1000万円の借金を作る人もいます。総量規制があるため消費者金融で借りられるのは年収の3分の1までですが、規制の対象外である銀行でお金を借りることは可能です。

100万円を過ぎると完全に感覚が麻痺してしまい、どんどん借金が増えていくので非常に危険です。借金が100万円を超えると、利子だけでも数十万円になることもあり、元本の返済はもとより利子の返済にも苦しめられるでしょう。

ギャンブルで作った借金…返済できないとどうなる?

勝ちの魅力に取りつかれたり、ギャンブル依存症になったりすると、借金額は短期間で一気に膨れ上がってしまう恐れがあります。

ギャンブル依存症と借金地獄には深い関わりがあります。借金地獄の原因で多いのはギャンブルにハマること。ギャンブル依存症の人は借金への抵抗や罪悪感がなく、軽い気持ちで借金を重ねてしまう傾向があるからです。

一度借金するとその後もどんどん借金してしまい、いくら借金しているのか把握できなくなり、ギャンブルで借金まみれになることは決して珍しくありません。

また、ギャンブルにのめり込んだ人は、借金が返せない状態に陥ってしまう可能性が高いです。金銭感覚が麻痺して借金を積み重ね、いつの間にかとんでもない額になっていることも珍しくないからです。

自力で返済しようとしてもストレスを感じて、再びギャンブルに手を出してしまう恐れもあります。また、他から借りて返済に充てる「多重債務」に陥ったり、闇金に手を出してしまう危険もあります。

万が一「返済できない」となれば、いったいどのような事態が起きるのでしょうか?その後について解説します。

取り立てがスタートする

借金の返済がストップした場合、金融業者による督促がスタートします。最初は電話による督促が一般的ですが、応じない場合は督促状や催促状が届きます。

最初は「お願い」といった形ですが、それでも返済しなければ、徐々に文言は強くなっていくでしょう。最終的には、法的手段を匂わせる手紙が届くことに。

電話であってもハガキや封書であっても、督促を無視するのは高リスクです。

返済が遅れると、遅延損害金が発生します。督促状や催促状にも記載があるとは思いますが、返済額がどんどん増えてしまうので注意が必要です。

ブラックリストに掲載される

返済が滞ってから約2ヶ月が経過すると、その事実が信用情報機関へと登録されます。いわゆるブラックリスト入りの状態です。

信用情報機関に事故情報が登録されると、

  • 新たなローンを契約すること
  • クレジットカードを発行すること
  • クレジットカードを利用すること
  • ローンを組むこと
  • スマホや携帯電話の本体代を分割で支払うこと
  • 保証人になること

このような行動に制限が加えられることに。生活に与える影響も、非常に大きくなってしまうでしょう。ポイント還元率高いクレジットカードなどでポイントを溜め込んでいるという方は、ポイントも使えなくなってしまいます。時が経てば失効してしまうでしょう。

一括返済を求められる

度重なる督促を無視していると、金融業者側は一括返済を求めてきます。これまで借りた金額に遅延損害金をプラスし、すべて返すよう請求されるのです。

「毎月の返済で困っているのに、一括返済なんて…」と思うのは当然のこと。しかしこれは、金融業者側にとって正規の手続きの一つです。

「お金がないから無理」は通じないので、注意が必要です。

財産を差し押さえられる

一括返済にも応じなかった場合、裁判所を介した法的な手続きがスタートします。相手方から裁判を起こされ、財産を差し押さえられてしまう恐れがあるのです。

差し押さえの対象となるのは、家や車、毎月の給料など。万が一裁判を起こされてしまった場合には、問題を放置せず、素早く適切に対処することが大切です。

借金問題の放置は危険です。借金問題から目を背けず、解決に向けて一歩ずつ進んでいく覚悟が必要でしょう。

ギャンブルで作った借金…完済までの流れ

ギャンブルで作った借金であっても、返済の流れは一般的な借金と同じです。毎月コツコツと返済していれば、一歩ずつ完済に近付くでしょう。

とはいえ、ギャンブルが原因で借金をした場合、この「毎月コツコツ返済」がもっとも難しいという場合もあるよう。完済に向けた取り組みは、以下の流れで進めていきましょう。

1.ギャンブル依存症かどうか確かめる

ギャンブルが原因の借金生活から抜け出すためには、ギャンブルから離れる必要があります。自力で離れられれば良いのですが、残念ながら不可能なケースも。

だからこそ、まずは自身の状況を確認するところからスタートしましょう。

ギャンブル依存症かどうかを確かめるためには、以下のセルフチェック項目を確認してみてください。

  • ギャンブルで負けたとき、ギャンブルで取り返そうとした経験がある
  • ギャンブルで負けたとき、「勝っている」と嘘をつくことがある
  • ギャンブルのために、家庭や仕事など生活面で問題が生じたことがある
  • 「もう辞めよう」と思いつつ、辞められなかった経験がある
  • ギャンブルについて、人から指摘されたことがある
  • ギャンブルをすることやその結果について、罪悪感を抱くことがある
  • ギャンブルの証拠を、家族から隠そうとする
  • ギャンブルが原因の借金で、返済に困っている
  • ギャンブルをしたいがために、学校や仕事をさぼってしまう

当てはまる項目が多ければ多いほど、依存症リスクが高まります。

また1つでも当てはまる項目があれば、ギャンブルに関して困り事を抱えているということに。たとえ依存症と判断されなくても、専門家の手を借りて状況を改善していくのがおすすめです。

2.ギャンブル依存症を治療する

ギャンブル依存症、もしくはそれに近い状態であると判明したら、借金対策と並行して、依存症治療を行っていく必要があります。

たとえ借金問題を解決できても、依存症が治らなければ、またすぐに借金生活に戻ってしまうと考えられます。借金問題は、ギャンブル依存症に関わる氷山の一角。原因そのものを取り除く対策をスタートしましょう。

ギャンブル依存症の相談先としては、以下のような機関があります。

  • 医療機関(精神科)
  • 依存症に関する相談機関(自治体など)
  • ギャンブル依存症の自助グループ(ギャンブラーズ・アノニマスなど)
  • 依存症からの回復施設

自助グループは、同様の問題を抱えた人やその家族が意見交換を行い、支え合う集団です。ギャンブラーズ・アノニマスは全国各地で定期的にミーティングが開かれ、匿名で参加ができます。

「アノニマス」は「匿名の」という意味なので、名前を名乗る必要なく誰でも参加でき、年会費や参加費は不要です。予約や申し込みも不要で参加できるので、会場やスケジュールを確認して足を運んでみるとよいでしょう。

他に、家族や友人を対象とした「ギャマノン」という自助グループもあり、こちらも匿名で参加できます。

依存症は自分だけで治療や克服をしていくには無理があるので、医師や家族の手を借りることをおすすめします。きちんと向き合い、適切な治療を行えば、治すことのできる病気です。

令和2年4月からは、ギャンブル依存症の治療が公的医療保険の適用対象になっています。これまで自費だった治療が最大3割負担で済むようになり、受診しやすくなりました。

本気でギャンブル依存症を克服したい場合は入院治療が適しています。入院中にギャンブルから身を引き治療に専念することで、日常生活から改善することができるでしょう。

消費者庁をはじめとした政府はギャンブル依存症対策を強化し、不幸になる人を救おうとさまざまな対策を推進しています。

保健所や精神保健福祉センター、消費生活センター、法テラス(日本司法支援センター)の窓口でも、ギャンブル依存症の相談を受け付けています。早めに相談することで解決が期待できるでしょう。

個人差はありますが、ギャンブルの治療には3年ほどの年月がかかると言われています。精神的な病気なので簡単に治せるものではありません。気長に向き合っていく必要があるでしょう。

3.ギャンブルをやめる

ギャンブルで作った借金問題を解決するためには、ギャンブルからすっぱりを足を洗うのが一番です。

  • 少しくらいなら大丈夫だから…
  • もう借金はしないから…

このような甘い考えは捨てましょう。

収入の大半をギャンブルに費やしている、ギャンブルのせいで生活が圧迫されてるという場合、すぐにギャンブルはやめるべきです。友人に誘われてギャンブルに行っているという人は交友関係を断ち切ることも必要です。

ギャンブルをやめようと一人で頑張ってもストレスを感じてまたギャンブルに手を出してしまう可能性が高いです。

「断ギャンブル〇日目」などとSNSで報告、共有しながらギャンブル断ちに取り組むのもおすすめです。誰かに監視してもらうことで、勇気づけられるでしょう。

4.借金の全貌を明らかにする

ギャンブル問題に目途がついたら、次はいよいよ借金問題に着手しましょう。まず、現在の借金の状況を明らかにします。

  • どこで借りているのか?
  • いくら借りているのか?
  • 金利は何%なのか?
  • 毎月いくら返済しているのか?
  • 残りはいくらあるのか?
  • いつまで返し続ける予定なのか?

契約時の書類などで確認できる点も多いですが、書類が見つからない場合、金融業者に対して取引履歴の開示を要求しましょう。契約内容はもちろん、これまでの金銭のやり取りも記録されています。

5.毎月の収支を見直す

次は、毎月いくらまでなら返済に回せるのかを明らかにします。毎月の収入を明らかにしたら、次は生活に必要な費用を書き出していきしょう。

家計の中で、余分な部分があれば見直しをします。どれだけの金額であれば、無理なく返済し続けていけるのか、あらためて確認してみてください。

6.具体的な返済プランを立てる

借金と収入の両方が把握できたら、次は具体的な返済プランについて検討していきます。無理のない範囲で、実現可能なプランを立てましょう。

「現在の返済額ではいつまで経っても完済できない」という場合には、毎月の返済額を増やします。金利が高い場合には、別のローンへの乗り換えを検討してみてください。

毎月いくら返済したら、あと何年で完済できるのか。自分自身で把握しておくことで、返済に対するモチベーションも高まるでしょう。

また、収入を増やす工夫も必要です。今からすぐできる稼げる方法の中で、自分でもできそうなものから取り入れてみてください。

ギャンブルでの借金から抜け出すコツ4つ

ギャンブルが原因の借金生活はもうコリゴリ…。そんな方に知っておいていただきたいコツは、以下の4つです。

借金返済のためにギャンブルをしない!

残念ながら、ギャンブルに「絶対」は存在しません。手元にお金が入ってきたとき、「勝ったお金で返済しよう」と考えるのはやめてください。手元のお金は、そのまま返済に回すのがベストです。

なるべく現金を持ち歩かない!

財布の中に現金がたくさん入っていると、つい気が大きくなってしまう方は多いものです。必要なときに、必要な分だけお金を足すようにすれば、不意にギャンブルがしたくなったときでも、「お金がないから…」と抑止力になるでしょう。

繰り上げ返済をすること

借金は、借りている期間が長ければ長いほど、高い手数料を取られるという特徴があります。できるだけ早めに完済した方が、その分総支払額は安く済みます。余裕があるときは、積極的に繰り上げ返済しましょう。

必要に応じて債務整理を検討すること

借金や収支を明らかにする段階で、「どう頑張っても完済は難しい…」と発覚するケースもあるでしょう。

そこで朗報!あなたの借金は「減らす」「ゼロにする」ことができる可能性があります。

その方法は、債務整理任意整理・個人再生・自己破産など)です。

裁判所を介して行う手続きであったり、債権者との直接交渉の上、減額を目指す借金救済の措置のため、怪しいものではありません。法律にのっとって借金を減らしたり、借金を免除できる可能性がある方法なので、検討してみてください。できるだけ早い手続きが、借金問題の早期解決に繋がります!

借金は放置NG!
減額診断のシンプル画像バナー

ギャンブルが理由でも債務整理できるの?

返済しきれないほど膨らんでしまった借金は、人々の生活に多大な影響を与えるもの。借金問題からの救済や生活の立て直しのために用意されているのが、「債務整理」という借金救済制度です。

借金救済制度と言われる理由は、法律に則った方法や債権者との話し合いをすることで、借金を減らしたり、なしにしたりできる可能性がある手続きだからです。司法書士や弁護士の取扱業務にもなっている方法なので、怪しい方法ではありません。

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

といった種類があり、それぞれが異なる特徴を有しています。

手続き メリット デメリット
任意整理 ・将来利息や遅延損害金のカットによる借金減額効果
・過払い金が見つかる可能性がある
・財産を手放さなくてもいい
・相手を選んで借金を整理できる
・借金減額効果が薄い
・ブラックリストに載る
個人再生 ・借金を5分の1~10分の1と大幅に減額できる
・マイホームを守れる可能性がある
・ギャンブルが理由の借金でも選択できる
・手続きが複雑で時間がかかる
・官報で債務整理の事実が公告される
・ブラックリストに載る
自己破産 ・借金が全額返済免除される ・一部を除いて財産を没収される
・一部の職業で制限を受ける
・官報で債務整理の事実が公告される
・手続きが複雑
・借金の理由によっては利用できない可能性がある
3つの内、任意整理は金融業者と直接交渉する債務整理です。個人再生と自己破産は、裁判所を通じて行う手続きとなります。

ある程度の借金返済能力がないと任意整理・個人再生は選べませんが、反対に、借金返済能力があると、自己破産はできません。

自分に合った債務整理を選択することで、借金減額が可能に。借金問題に目途が立ち、生活を立て直すきっかけになるでしょう。

ただ、借金救済制度を使うとどうなるか、債務整理のデメリットが自分にどう影響があるのかをしっかりと見極めてから手続きしないと後悔することになっていまうかもしれません。

どの債務整理が最善の解決方法であるかを自分で判断するのは難しいので、弁護士や司法書士に相談するのがおすすめです。
借金救済制度について詳しく載っている記事に飛べるバナー

ギャンブルが原因だと、自己破産はできない?

債務整理の中で、借金減額効果がもっとも高いのが自己破産です。免責許可が下りれば、借金の返済義務はなくなり多額の借金もチャラになるという、非常に大きなメリットがあります。

しかし、自己破産のデメリットは大きい、多いと言われています。

自業自得ともいえるギャンブルの借金の場合、債務整理はできないのでは?と思いがちですが、任意整理と個人再生はギャンブルが原因の借金であっても利用できます。

自己破産では原則ギャンブルによる借金は免責不許可事由に該当しますが、裁量免責で許可が下りる場合もあり、100%できないわけではありません。

自己破産の場合、免責が認められるためには以下の条件を満たす必要があるのです。

  • 借金の返済能力がない
  • 借金の理由やこれまでの経緯に問題がない

借金の理由や経緯については、免責不許可事由によって明らかにされています。

【免責不許可事由の例】

  • 財産隠しや不当に財産の価値を下げるための行為を行った
  • 浪費やギャンブルが原因の借金である
  • クレジットカード枠の現金化を行った
  • 自己破産がわかっていながら、新たな借り入れを行った
  • 裁判所に対して虚偽の報告を行った
  • 過去7年以内に、すでに自己破産をしている

上で挙げたとおり、ギャンブルによる借金は免責不許可事由に当たります。このため、「自己破産は難しい」という現実があるのです。

ただし、ギャンブルが原因の借金であっても、裁量免責が認められて自己破産ができる場合も。

裁量免責は、本来認められない借金の免責を裁判所が個別に判断して認めることです。どんな事情があるのか、更生する見込みはあるか、などを見て判断します。

裁量免責が認められるために気をつけるべきことは、反省した態度を見せ、嘘をつかないこと。嘘がバレると印象が悪くなり、免責を認めてもらいにくくなります。

手続きの期間中にもギャンブルがやめられず浪費しているなどは論外です。生活を改善しようと努力しているところや、経済的更生の意欲を見せることが大切です。

誠実な対応を心がければ裁量免責は認められやすくなり、「ギャンブルが原因の借金は自己破産が100%不可能」というわけではありません。専門家の力を借りつつ計画的に行動する必要があるでしょう。

ギャンブルで作った借金は弁護士や司法書士に相談しよう!

債務整理は、手間と時間を惜しまなければ自分で手続きすることも可能。この場合、弁護士や司法書士に支払う報酬を節約できるというメリットがあります。

しかし、ギャンブルが原因の借金については、最初から専門家を頼るのがおすすめ。先ほどもお伝えしたとおり、「ギャンブル」は自己破産の免責不許可事由に当たるからです。

免責不許可事由がある場合、「管財事件」という複雑な方法で手続きが進められます。一般的な「同時廃止」よりも時間と手間がかかり、専門家のサポートが必須です。

また、

  • そもそも裁量免責で自己破産を認めてもらえる可能性があるのか?
  • 自己破産が認められる可能性が低い場合、どうすれば良いのか?
  • 裁量免責が認められるためには、どう行動すれば良いのか?

こうした点についても、専門家に依頼しておけば、しっかりとサポートしてもらえるでしょう。

自分だけで対応するよりも、裁量免責が認められる可能性が高くなります。

どの弁護士事務所がおすすめ?

ギャンブルで作った借金の相談先は、債務整理の実績が豊富な事務所を選ぶと安心です。おすすめの事務所は以下の3つです。

弁護士法人 ライズ綜合法律事務所
相談料無料で、契約前にさまざまな疑問を解消できます。債務整理については、5万件以上の実績あり。東京のほか、横浜や大阪にも事務所を構えています。
弁護士法人 大地総合法律事務所
こちらも借金問題に強い弁護士事務所です。特に任意整理を得意としており、初回相談無料で対応してくれます。ビデオ面談や電子契約により、遠方からでも利用しやすい環境を整えています。
弁護士法人 ひばり法律事務所
借金問題について、経験豊富な弁護士が在籍しています。相談はすべて無料で、スピーディーな問題解決に努めています。

ギャンブルで作った借金も諦めないで!

ギャンブルにのめり込むと、依存症や借金地獄に陥ったり、離婚や家庭崩壊の危機に発展したりする恐れがあり危険です。

ギャンブルで作った借金が雪だるま式に膨れ上がっていくと、未来への不安から、ますますギャンブルにのめり込んでしまうようなこともあるかもしれません。

借金を返済できなくなると遅延損害金が発生し一括返済を要求され、最終的には差し押さえられることも。

しかし、ギャンブルが原因の借金でも借金問題は解決できますし、依存症になっている場合でもきちんと治療すれば治ります。一歩踏み出すことで、生活を立て直せる可能性は十分にあるのです。

question-m1 icon

ギャンブルで作った借金でも、債務整理は可能です。任意整理や個人再生なら、借金の理由が問われることはありません!自己破産も、専門家のサポートで裁量免責が認められれば破産手続きができる可能性は十分にあります。

ギャンブルで作った借金でも減額や免責はできるので、債務整理を諦める必要はありません。たとえ今の生活が苦しくても、解決への道は必ずありますから大丈夫です。

ギャンブル問題と借金問題、両方の解決を目指していきましょう。それぞれ専門家の力を借りてスピーディーかつしっかりと対処すべきです!

↓借金を減らす救済措置↓
借金減るかもSPイラスト13