クレジットカード利用に重要な利用限度額とは!?初心者必見

クレジットカードを持っていれば、現金が無くてもショッピングができますし、また公共料金を自動的に支払うこともできるなど、とても便利に使えます。

ですが、クレジットカード利用限度額を超えての使用はできませんので、注意が必要です。普段から利用限度額を意識して使っていないと、いざ使いたい時に使えないこともあるわけですね。

そのため、限度額がいくらなのか、いつ回復するのかなど、知っておきたい知識があります。また、利用限度額を上げたい時にはどうすればいいのかなどの疑問もよく聞かれます。

そこで今回は、クレジットカードの利用限度額について詳しく見ていきましょう。

上限を超えると使えなくなる限度額!最初の額は審査で決定されます

クレジットカードの利用限度額とは、カードが発行された時に決められている、カードを最高でいくらまで使えるかを表した金額のことです。

利用限度額を意識しておくことが重要なのは、設定されている利用限度額に達すると、利用限度額が回復するまでそれ以上カードを使うことができなくなるからです。

では、クレジットカードの利用限度額はどのように決められていて、どのように管理すればよいのでしょうか。詳しく確認しましょう。

最初の利用限度額は審査で決定される

クレジットカードを申し込む際には、利用限度額の希望を記入することが多くなっています。ですが、実際にカードが届いてみると、希望した金額よりも低くなっている、ということもあるのです。

それはなぜかというと、クレジットカード利用限度額は審査を元に決定されているからです。

審査の詳細は明かされていませんので、カード会社ごとの基準によって行われているということになりますが、申込書に記入した以下のような情報をもとに、どれくらいの金額までなら返済できそうかをカード会社が判断して利用限度額を決めています。

  • 雇用形態
  • 年収
  • 年齢
  • 家族構成
  • 住宅ローンの有無

例えば、年収に対してあまりにも高額な利用限度額を希望したとしたら、返済が滞るのは当然のことと言えますよね。

そのため、どれくらいなら返済がきちんとできそうかを、これらの情報をもとにカード会社が判断して限度額を決めるのです。

クレジットカード利用履歴も大きな判断材料となる

また、これまでに申し込み先の会社・他社に関わらずクレジットカードを利用している場合、そのクレジットカードの利用履歴も大きな判断材料となります。

利用履歴情報は個人信用情報機関に保管されていて、この登録されてる情報のことをクレジットヒストリー(通称クレヒス)と呼び、申し込みの際などにカード会社が照会することが可能です。

情報を照会した際、すでに他のクレジットカードの返済が遅れていたり、借入額(キャッシング利用額)が多いと、返済が難しいと判断される場合があります。

携帯電話の料金の支払いなどの情報も提供されますので、気をつけたいところですね。

最初の利用限度額は返済可能と思われる金額よりも低めに設定される

最初に設定される利用限度額は、実際にその人が返済できると思われる金額よりも低めに設定されているのが一般的です。

それは、申込書に書かれた情報やこれまでの信用情報からでは、申し込み者がきちんと返済ができる人かどうかを確実に判断することはできないからです。

申し込み者が実際にカードを使い、返済をする状況を見てみないと、カード会社としてはその人がきちんと返済してくれるという確信が持てないわけですね。

そのため、最初は限度額を低く設定して、利用状況や返済の状況を見ているのです。

利用可能額にはキャッシングも含まれている

カード会社の審査によって決められた利用限度額は、細かく見ると以下のように分かれています。ここでは、一般的な例をご紹介しています。

名称 内容
総利用可能枠 全て合わせて使える金額
ショッピング総利用可能枠 ショッピングに使える金額
内ショッピング割賦利用可能枠 リボ払い・二回払い・分割払い
ボーナス払いなど割賦払いができる金額
キャッシング枠 キャッシングができる金額

総利用可能枠とは、ショッピング・キャッシング全てを含めて利用できる金額です。ショッピング総利用可能枠はそのうちショッピングに利用できる金額ですが、ショッピング総利用可能枠のうちリボ払いや二回払いなどの割賦払いができる金額がいくらまでと決められていて、それがショッピング割賦利用可能枠となります。

さらに、クレジットカードを使って現金を借り入れするキャッシングをしたい場合、キャッシング機能を持つクレジットカードであればキャッシング枠をつけることも可能です。

クレジットカードは総利用可能枠を超えた利用ができませんので、キャッシングで5万円使ったら、ショッピングでは45万円までしか使えなくなります。ショッピングで50万円使ったら、キャッシングはできなくなるということですね。

支払いが終了したタイミングで利用限限度額が回復する点に注意

クレジットカードは利用限度額まで使える仕組みになっていますので、カードを使えばその分使える金額が減っていくことになります。

そして、利用限度額に達すると、利用限度額が回復するまではそれ以上カードを使うことができなくなります。そこで知っておきたいのが、クレジットカードの利用限度額が回復するのは、使ったお金の支払いが済んでからだということです。

クレジットカードは、月額制ではありません。クレジットカードには、カードの締め日と支払日が設定されていますが、クレジットカードの支払日は締め日の翌月になっています。

ですから、締め日が来たからといってクレジットカードの利用限度額が回復するわけではないんですね。

支払いが済んだ段階でようやく限度額が回復しますので、利用限度額いっぱいカードを使ってしまった場合、次の引き落としがある日まではカードが使えません。

また、支払い後には、支払った金額分だけ限度額が回復します。締め日が15日、支払日が翌月の10日、利用限度額が50万円のカードを持っている人を例に、限度額の仕組みをチェックしましょう。

  • 締め日である15日までに20万円カードを利用
  • 締め日の時点で利用限度額は30万円
  • 締め日から支払日である10日までに10万円カードを利用
  • 支払日の時点で利用限度額は20万円
  • 支払日に締め日までの利用分20万円が引き落とされる
  • 利用限度額は40万円に回復

締め日を過ぎてからカードを使った10万円分は、さらに翌月の支払日に支払うため、利用限度額が50万円までは回復しないわけですね。
それを知らずに使い続けていると、急にカードが使えなくなったというようなことが起こるわけです。

リボ払いを利用している方は限度額に注意

リボ払いの場合、引き落としされた金額分だけ限度額が戻り、残高があればその分はすでにカードを使っているものとして計算されます。リボ払いは返済の負担は小さくて済みますが、その分利用限度額の回復も遅いからです。

とはいえ、支払日に引き落としが終わって、その日にすぐカードの限度額が回復しているとは限りませんので、それも知っておきたいところです。

カード会社によってはタイムラグがある場合もありますので、数日は利用限度額が回復しないものと考えてカードを使う方が安心です。

利用限度額を上げたい時は手続きを!その際も審査が行われます

先ほど、クレジットカード利用限度額は最初は申し込み者が支払えると予想される金額よりも低めに設定され、きちんと返済してくれるかカード会社が確認していることが多いとお話しました。

ということは、返済をきちんと続けていれば利用限度額を上げることもできるということになります。では、利用限度額を上げたい時にはどうすればいいのか、方法を確認しましょう。

利用限度額を上げたい時はカード会社指定の方法で手続きをしよう

利用限度額を上げたい場合は、カード会社が指定する方法で手続きをしましょう。例としては、以下のような方法が考えられます。

  • カード会社に電話連絡をする
  • インターネットを通して申し込みをする

年齢や、学生であるなど状況によってはインターネット上での手続きが不可能な場合もあるなどの条件がつけられることもありますので、カード会社からの案内を確認して、指定されている方法で手続きをするようにしましょう。

利用限度額を上げる時にも審査があります

利用限度額を上げたい時も、入会する時と同様にクレジットカード審査があります。カード会社としては、返済できないと思われる場合は限度額を上げることができないということですね。

利用限度額を上げたい時の審査は、基本的には入会時の審査と同じようにどれくらいの金額なら返済ができそうかをカード会社が判断するのですが、さらに以下の点もチェックされます。

  • 収入の変動
  • カードの利用期間
  • 返済実績
  • 新たなカードの取得

クレジットカードに入会した後で転職した、昇進したなどの理由があって収入が変動している場合、それも考慮して審査が行われます。
昇進などで収入が増えていれば有利に働きますが、転職の場合はたとえ収入が増えていても、勤続年数の関係もありすぐに有利に働くとは限らない場合もあります。

増額するには遅れのない返済履歴が必要

初めて利用限度額の増額をする方はクレジットカードを申し込んでから、初めてではない方は前回の増額から、ある程度の期間経過していることが必要です。

カード会社によっては、はっきりと入会半年未満の人は増額の申し込みができないとしているところもあるほどです。

何度かカードを利用し、返済してもらわなければ、その人がきちんと返済をしてくれる人かどうかを判断することができませんので、利用期間がある程度あることが必要なんですね。

会員にはなっていてもカードを使っていない人の場合は、その判断ができないので増額ができないこともありますから注意してくださいね。

手続きしなくても自動的に利用限度額が上がることも

利用限度額を上げたい時も審査があるとお話しましたが、実は特別な申し込みをしなくても自動的に利用限度額が上がることがあります。
それはなぜかというと、カード会社からこの人なら限度額を上げてもきちんと返済してくれるだろうと判断されたからです。

そのため、クレジットカードの増額を急がないのであれば、こつこつとカードを使い続けるという方法もお勧めですね。自動的に増額されると言うことは、信用がアップしている証拠ですから嬉しいことなのです。

一時的に利用限度額を上げるサービスもある

海外旅行に行きたい、高額な買い物を予定している、結婚を控えていて出費が多くなるなどの理由で、特定の時期だけクレジットカード限度額を引き上げたいこともありますよね。

このような場合は、利用限度額を一時的に引き上げるサービスを利用する方法がおすすめです。1回払いなら手数料はかかりませんし、クレジットカード決済ならポイントが付与される分キャッシュでの支払いより断然お得です。

一時的な利用限度額の増額であれば、場合によっては審査なしで即座に引き上げてもらえる場合もあります。

状況によっては審査が必要なこともありますが、継続的に利用限度額を引き上げるよりも、こちらの方法の方がハードルが低いと言えますので、ぜひ有効活用したいですね。

カードによっては上限が明記されているのでそれも一つの目安です

クレジットカードによっては、そのカード自体に利用限度額の上限があることが明記されている場合があります。

区分 限度額
総利用枠 10万円~80万円
カード利用枠 10万円~80万円
リボ払い・分割払い利用枠 0万円~80万円
キャッシング利用枠 0万円~50万円

このクレジットカードの場合、誰が申し込んでも利用限度額は最大で80万円までということですね。
それに対して、同じ三井住友カードのゴールドカードである三井住友カード ゴールドの場合は、利用可能額の設定は以下のようになっています。

区分 限度額
総利用枠 50万円~200万円
カード利用枠 50万円~200万円
リボ払い・分割払い利用枠 0万円~200万円
キャッシング利用枠 0万円~50万円

ゴールドカードを持つ場合、入会条件は厳しくなりますが、その分利用限度額は一般カードと比較してかなり余裕があることがわかります。
利用限度額の上限を明記していないカードも多くありますが、一般カードよりもゴールドカードなどの上位のカードの方が利用限度額が高めになるのが一般的ですね。

割賦販売法を元に利用限度額の上限を予想する方法

利用限度額の上限は、割賦販売法という法律を元に予想することが可能です。

割賦販売法とは、クレジットカードの過剰な利用によって消費者が被害を受けることを防止することを目的として定められた法律で、それによって支払可能見込額と呼ばれる金額を調査し、その調査を基として利用限度額を設定することがカード会社に義務付けられています。

支払可能見込額は、以下の計算方法で計算することができます。

  • 年収-年間の請求予定額-法律を元に決められた生活維持費×0.9

この金額を割賦利用可能枠と言います。ここで言う年収には、給与などによる収入はもちろん、年金や不動産収入なども含まれます。年間の請求予定額は、申し込み者が一年間で支払うと予想される割賦による支払い金額を言います。

正確に言えば、ここで関係するのは割賦によるショッピングの支払額で一括払いは含まれないため、クレジットカードの一括払いは該当しません。

そのため、割賦利用可能枠は最初にご紹介した利用可能枠の区分で言えば『内ショッピング割賦利用可能枠』に当たる金額になります。
内ショッピング割賦利用可能枠』の上限はショッピング総利用可能枠の上限と同じ額、もしくはそれ未満に設定されてる事が多く、割賦利用可能枠の金額を計算すると利用限度額の上限が予想できるというわけです。

法律を元に決められた生活維持費とは、住宅ローンや賃貸負担があるかどうか、それから収入と生計を同一にする家族が何人いるかによって、法律によってあらかじめ以下のように決められています。

居住形態 4人以上 3人世帯 2人世帯 単身世帯
持家住宅ローン無し・
借家賃貸料なし
200万円 169万円 136万円 90万円
持家住宅ローン有・
借家賃貸料あり
240万円 209万円 177万円 116万円

あなたの利用限度額の上限を予想してみよう

利用限度額の上限を予想したい場合、あなたが申し込みの際に記入した収入を元に、先ほどの計算式に当てはめて計算をしてみると、最大でどれくらいまで利用限度額が設定できそうかを予想することができるわけですね。

生活維持費の一覧表をもとに、以下の例で計算してみますね。

  • 配偶者の年収540万円
  • 専業主婦で子供2人の4人世帯
  • 持ち家でローン支払い中
  • クレジット債務0円(常に1回払いで利用してる為)
  • (540万円-240万円-0)×0.9=270万円

上記の例の場合、割賦枠(1回払いを除いた支払方法が対象)は270万を上限として設定されます。

高額利用はどうしても不安!そんな方には限度額を減額する方法も

クレジットカードを持つなら、できるだけ利用限度額が高い方が様々な用途に使えて安心だと思う方もいらっしゃれば、逆に限度額が高いと無駄遣いしそうで不安、盗難に遭った時を思うと心配などとおっしゃる方もいらっしゃることでしょう。

そのような場合は、逆に利用限度額を減らすこともできます。では、方法を見ていきましょう。

利用限度額は減らすことも可能!カード会社に申し出よう

利用限度額の変更と言えば上げることを考えるかもしれませんが、カードがあるとつい頼りたくなってしまうなどの理由で、逆に利用限度額を減らしたい方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合はどうなのかというと、減らすことももちろん可能です。

減らしたい場合も、電話やインターネットなどを通して申し込みをすることができますので、カード会社に申し出るようにしましょう。

ただし、一度利用限度額を減額すると戻すことは難しいと言われています。そのため、公開することが無いように、本当に減らしていいのかよく考えてから手続きをするようにしましょう。

盗難が不安な人はクレジットカードの盗難補償をチェックしてみよう

利用限度額を減額する理由として、盗まれた時や紛失した時のリスクが高くなることが不安というものも多く聞かれます。

ですが、クレジットカードには盗難補償があって、カード会社に紛失の連絡をした日から60日以前までの不正利用は補償されますので、それを知ったら安心と言われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

カードを紛失したことに気付いた時点ですぐにカード会社に連絡すれば、不正利用された金額は補償されます。ただし、保証は60日前までなので、それを過ぎてしまうと補償が受けられなくなるため、できる限り早めに連絡をすることが大切です。

また、日頃から明細をチェックする習慣もつけておきたいですね。さらに、カードの利用者側に以下のようなことがある場合、保障が受けられない点で注意が必要です。

  • 自分以外の人にカードを貸した
  • 暗証番号の管理をきちんとしていなかった
  • カードに署名をしていないなど本人に重大な過失がある

クレジットカード利用限度額の仕組みを理解して返済できる分だけ使おう

クレジットカードには利用限度額が設定されていますから、その金額を超えての利用はできません。また、利用限度額は支払いをして初めて回復するので、締め日が来たからすぐに使えるようになるものではない点でも注意が必要です。

利用限度額は、カード会社の審査によって決定されます。最初は返済できるかどうかを確認するために限度額が低めに設定されていますので、カードを使い、返済をきちんとすることでカード会社から信用を得られれば利用限度額を上げることも可能です。

その際は、申し込みをして審査を受けましょう。クレジットカードは、返済できる分だけ使うのが基本です。利用限度額を確認しながら使えなくなるようなことが無いように、返済が滞ることもないように、上手に使うようにしましょう。

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